身体の声。退屈というストレス。私は自分に、なに一つ気付いていなかった。
身体の声に、気付いた日
さとみは、最近不思議に思っていた。
『私は、仕事が終わった後、どうしていつもこんなに疲れてるんだろう?』
さとみは事務員だ。仕事の主な内容は、電話の応対やコピー。ほとんどの時間は、インターネットでダラダラとサイトを眺めている。気付くと、一日が終わっている。
女性職員は自分一人。あとは、父親ほど、年の離れた上司が3人いるだけだ。みんな、とても紳士的で優しい。これと言ったストレスは、ないといっていい。
この職場に転職する前は、終電間際まで働くこと