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創業したチームを脱退した昨年の振返と、今後目指すところ
こんにちは、最近は、ジムで体を追い込んで筋肉痛になったことにニヤニヤするほど、M精神が少し強くなってきたwakkiです。。
とても久しぶりにブログを書きます!!
そして、大分遅くなりましたが、明けましておめでとうございます!
この場を借りて、昨年お世話になった方々大変ありがとうございました。
昨年は、コロナウイルスの影響もあって、自分を見つめ直し、意義をもって動けた一年だったので、そのことについて少し書いていこうと思います。
昨年の総まとめ
昨年のこの時期に、2020年の目標を書きました
(「字を綺麗に書く」を今年の目標にしたいレベルで字が汚いので)
まとめると、
1. 好奇心があれば何でもやりたがるチンパンジー思考を抑えて、一番やるべき挑戦を継続していこうぜ
2. パッションを伝搬して、最高なチームで最高なプロダクトを作ろうぜ
3. 「思いやり」のある人間関係を作ろうぜ
4. アイデア作りだけじゃなく、意思決定も実験的にやっていこうぜ
5. 明日死んでも天国で後悔しないくらい、今日を生きようぜ
みたいなことで、達成度でいうと、80%くらいかなと思います。
ここまで達成度が高いのは、結果はどうあれ主に2つの出来事があったからだと思います。
1. 創業したチームを脱退
2019年2月、大学の友達である、
自分が知っている中ではピカイチで開発力×アイデア力を兼ね備えているyuikiと、自分が知っている中ではピカイチで論理的思考×開発力を兼ね備えているsudameと、自分が知っている中ではピカイチで綺麗で愛着のもてるデザインを作り上げるprof と4人で `Feedal`というチームを結成しました。
チーム全員が”サービス作り”に情熱を持ち、メンバー全員が強く課題を感じていた情報収集やコミュニケーション分野において、
1ヶ月1リリース(新サービス release, 既存サービス update)というマイルストーンをベースに、
「エンジニア特化の情報収集アプリ」や、「新型コロナの1次情報収集サイト」、「チーム向けの同時接続型音声会話ツール」など、リリースしたものから身内で試してボツにしたものまで、多くのサービスを開発していきました。
互いの弱みや強みをカバーでき、本当に一緒にやっていて楽しかったものの、1つ自分の中で腑に落ちないところがありました。
「目指すところの違い」です。
大学で出会っただけあり、そもそも、大学生たるものが本業でした。初めは僕も、以前働いていたサービス会社でやりたい分野でもないサービスを作っていることに違和感を感じ、自分が作りたいサービスを作りたい、などという半ば半端な思いで、メンバーに声をかけプロジェクトを推進して行きましたが、
段々やっていくうちに、「なぜ今自分がこれをやるべきなのか」をより深く考えるようになり、現状が、自分が人生をかけてしたいこと(後述)の通過点であると確信しました。
それと同時に「自分達が良いと思ったサービスをいち早く色んな人に使ってもらいたい!資金を集めて全コミット量を注いで爆速で進みたい!」という思いがより強くなりましたが、
ここで、「サービス作り」≠「会社/サービス成長」というところで他メンバーとの認識の違いが出ていました。
具体的にいうと、サービスは作りたいが、"スタートアップ"をやりたいわけではない。
今思えば、これは僕がパッションを十分に伝えられてなかったというのが原因でした。(昨年の目標の未達成度20%のうち、19%がここ)
昨年の目標でもあった「やり切る」ことが重要だと思い、半年一人実質休学をしてフルコミットでサービス開発をしていましたが、本業(学生)とFeedalの二択で後者を選んでもらえるような、サービスの成長とメンバーの気持ちの変化をもたらすことは出来ませんでした。
長くなりましたが、各々が目指すところをメンバーと話し合い、脱退するという決断をしました。
しかしながら、ここまで一緒にサービスを作り上げてくれた仲間には本当に感謝しかないです、、
結果は出てないものの、Airtableに数十個の教訓を箇条書きできるほど、人生の勉強になった1年半であり、「良い経験」で終わることなく、目標であった、出来るところまで"継続"をしてやり切れた「良い挑戦」だったと思います。
少し戻って、前述した「自分が人生をかけてやりたいこと」を考えたとき、そこには「世界」という発想がありました。
2. シリコンバレーでの刺激
父の影響で海外のテクノロジー事情をキャッチアップしてたり、ドラマ「シリコンバレー」などを見てた影響で、「世界で代表するサービスが集まる場所はどんなところなのか。」そして、当時日本で開発していたアプリが世界でも戦えるのか試してみたいという思いがあり、シリコンバレーにおよそ8ヶ月滞在しました。
現地では、
- 現地のミートアップやイベント、ハッカソン、テックカンファレンスにいきまくったり
(詳しくはシリコンバレーで4ヶ月ミートアップに参加し続けたら)
- 開発していたアプリのヒアリングをそこら中の人にしまくったり
- 現地のスタートアップでインターンしたり
(詳しくはbtrax,incでのデベロッパーインターンを終えて)
- ピッチしたり
- イベント主催したり
- 現地企業の方々とキャッチアップさせて頂いたり
- 現地のスタートアップを凸りまくったり
みたいなことをしていたのですが、
そこで刺激的だったこととして3つありました。
1. 「え?Startup founderのmeetupなのに、エンジニアリングの話してるやん?」
現地のstartup founderが集まるmeetupに行ったのですが、どんな技術使ってるか、などのテッキーな話をひたすらしてました。
Techcrunch, HackerNewsオタクの僕にはもう楽しくて仕方がありませんでした。。
founder自身が、プロダクトオーナーであり、開発者であり、ビジョナリストである。プロダクトに愛を持つのはもちろん、それを最前線で作り上げていく、この姿勢がまさに自分が求めるものであり、このシリコンバレーという地に心が強く踊った点でもありました。
2. 「え?現地の日本人、パッショネイトすぎる」
現地企業で働いている日本人の方はもちろん、スタートアップをしている方々の熱量に圧倒されました。
有難いことに様々な方とお話しさせていただいたのですが、
わざわざ居心地の良い日本を離れ、何もかもがレベルの高いSFで世界を代表するプロダクトを作るために挑戦する方々をみて、
日本でぬるま湯に使っている自分の儚さを感じるとともに、今自分がやるべきことを改めて考えさせられました。
3. 「え?日本で作ってたアプリ、そもそもアメリカじゃ、課題解決されてるやん」
エンジニア向けの情報収集アプリを作っていたのですが、日本では反応がよかったものの、米国ではSpectrum、Discord、StackOverflowなどコミュニティを通して情報収集しており、僕らが定義していた課題は既に解決されていました。
世界を代表するサービスを作りたいのであれば、日本起点ではなく、初めからアメリカや世界の現状・課題を軸として展開しなければいけないと深く勉強になりました。
今後目指すところ
今年の目標(大分、雑…)
- 挑戦[2019] -> 継続[2020] -> 結果[2021] を求める
- 自分磨き
- 世界で使われるプロダクトの土台を作る
- 協調性とユーザー思考が、行動の軸
自分が世界にこだわる理由は、自分がScience Fictionオタクだからです。
子供の頃の将来の夢は宇宙飛行士、
読書本や視聴ドラマ・映画は大体テクノロジーや人類未踏系関連、
そして何よりイーロンマスク中毒者( 僕の思うイーロンマスク像)。
テクノロジーを駆使してSci-Fiを現実化する一人になりたく、
大体のSci-Fi映画が世界が舞台だったので、世界にパッションを持っているのかと思います。
テクノロジーを駆使した新しい"手段"が人々の生活を一変させ、それが世界中の人々へと伝わっていくと思うのですが、
そこで自分が人生をかけて作りたい新しい手段は、
「究極の(オンライン)コミュニケーション」です。
自分自身、オフラインでのコミュニケーションはとても好きで、小学校・中学校・高校・大学と、親友と呼べる友達は出来たものの、卒業後離れてしまってからは、
まだ繋がってたいけどオンラインでのコミュニケーションは面倒臭いというストレスがかなりあり、メッセのやりとりはしないけど、SNSで彼らの様子を観察するというZ世代的行動をしていました。
現状、オンラインでのコミュニケーションでは、テキストという非同期的なものがメインですが、
今後は、はるかに情報伝達が速く、繋がり度も高くなった、音声を使ったコミュニケーションが発展し、
究極的には、BCIやマイクロチップなどハードウェアの革新によって生まれる「思っただけで伝わる」というInternet of Human(IoH) なコミュニケーションがベストなものになると確信しています。
そして、コミュニケーションの最適化に対して
今極めるべき「音声」という市場に挑戦すべく、
数ヶ月前から、クローズドな関係の人と離れていてもいつでも気軽に音声通話できるアプリHereを、
同じコミュニケーション領域、そして世界に向けてとても熱いパッションを持つ、SFで出会ったKohei Nagataと作っています。(Private beta ローンチをしているので興味のある方はご連絡ください!)
電話という行為は、恋人や友達、家族など親密な関係の人とでさえ、ハードルの高さ・シームレス性の低さ・時間調整の面倒くささがあります。
Hereでは、「今から電話しようぜ!あ、今無理か、、いつならいける?」という既存の通話の行動パターンを超え、
離れているからこそ、大切な人との日常生活に通話がもっと溶け込む、最高の繋がりスタイルを追い求めていきます。
今後とも応援して頂けると嬉しいです!
長くなりましたが、今年も頑張っていこうと思います!!
おわり