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久しぶりにCDを買った
カーペンターズの "CLOSE TO YOU" がブックオフで990円で出ていたので買ってしまった。ほかのアルバムとしては、"NOW AND THEN" "A SONG FOR YOU" "CARPENTERS" などを所有しているが、初期のものである "CLOSE TO YOU" は持っていなかったのだ。
カーペンターズはロック全盛の1970年代にソフトな切り口での楽曲を多く発表したので、当時は批評家の評判はあまり芳しくなかったが、時代が下るにしたがってより正当な評価に傾きつつある。
カレン・カーペンターのヴォーカルには非の打ちどころがないし、リチャードの音楽にしても内容は非常にレベルの高いもので、あの時代を代表する楽曲を提供していた。
私はリアルタイムで聴いた世代であり、日本と英国で特にヒットした Yesterday Once More が当時のFMラジオからよく流れていたのを記憶している。シングルカット盤も買った。
カレンの音域は3オクターブで、特に低域に独自の強い魅力があった。ポップ・シンガーとして彼女のアルトの声域は先駆的だったらしい。
カレンは1950年の生まれで、没年は1983年。今生きていれば72歳だ。カーペンターズのオリジナルの録音のほとんどは、レコード全盛期に行われたものだが、CD化された現在でもアナログ音源らしいテイストをよく残しており、その魅力は捨てがたい。
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