キャンプブームはピークを越えたか
キャンプブームはピークに達したのだろうか。
われわれがよく行く本栖湖キャンプ場は、浩庵キャンプ場とふもとっぱらという二つの巨頭キャンプ場に近いところに立地しており、繁忙期はかなり混雑する。
それでも2015年の8/14頃などは、混雑しているとはいうもののまだサイトを作る余地が残っていて、2泊することができた。
そのときよりも混んでいるなあと思ったのは、翌月の9/21頃の連休だ。このときはサイトのスペースを分けてもらうような感じで、ようやくサイトを確保することができたのだった。
今回の5月の超大型連休では、聞くところによると、サイトは300張に達したらしい。空前の混雑ぶりである。日付は5/3。3連休の初日で、連休全体から見てもいちばん出掛けたくなる日だ。
われわれはもちろんその日程を避けた。神奈川から来る友人と合流する日程を5/6の金曜に設定した。都合でわれわれは到着が夜になってしまったが、昼過ぎに到着した友人からは「ガラガラです」と聞いていた。
果たして、5/6の本栖湖キャンプ場はかなり空いていた。いくら連休終盤とはいえ、これほど空いているとは思わなかった。何しろ、水場に近く、トイレにも遠くないという1等地なのだ。
巷間言われるところでは、「ブームとされたときは、もうそれは終わっている」とされる。5/8に見たときは、浩庵キャンプ場とふもとっぱらはまだまだ混雑しているようだったが、もちろん本栖湖キャンプ場は空いていた。
この連休がピークで、もしかしたらピークの絶頂だったのかもしれない。まあそれは今年2022年の8月の様子を見なければわからないが。
物事は変化する。30年前、20年前と比べればそれはよく分かる。30年前のキャンプ場では、少なからざる人がホワイトガソリンの燃料を使用していた。20年前には、OD缶が全盛期だったように思う。そして10年前は、アウトドア用品店は閑古鳥が鳴いていた。
別の友人によると、あれほど巷にあふれていた自転車雑誌も今は淘汰され、書店の自転車本コーナーも大幅に縮小されてしまったそうだ。キャンプのムックも、そうならないとは限らない。
急激に流行ったものは、忘れ去られるのも早い。昨今のキャンプブームも、もしかしたらピークを過ぎようとしているのかもしれない。
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