リハビリサイクリングのその後
ともかくえらく暑い夏だった。連日35℃超えで、とてもじゃないが外に出るような気になれない。そういうわけで、7月8月は、サイクリングに遠出するような意欲はまったくと言っていいほど起こらなかった。
最近になってようやく少し暑気が和らいだので、往復しても数km程度だが、近所の買い物に自転車で出るようになった。雀の涙ほどの走行距離であるのは、いやというほど分かってはいるけれど、走らないよりはマシだ。やっとこさ、そういう気力が湧いてきたのである。
出掛けるときは最近はいつもダホン。20インチ車輪のボードウォークである。2006年当時4万円を切っていた安物のモデルであるけれど、今では倍の8万円近くする。時代は変わったのである。
冒頭の写真をSNSでお仲間に見せたら、「小径車は(ハンドルに吊るした)買い物袋を巻き込む心配が少ないので、買い物には都合がいいかも」と言ってもらった。ははあ、なるほど、確かにそうなのだ。自転車で買い物というと、ついつい軽快車にカゴのついた光景ばかり想像していた自分は頭が固い。
ま、本当はどこかにそれなりの大きさのバッグを付けたいくらいなんであるが、ちょっとした買い物なら、100均で売っているトートバッグを改造したようなものでもいいのかもしれない。今度、また工夫してみよう。
ところで、このダホンはけっこう改造箇所がある。
●CWとクランクをプロダイに交換
●ペダルをシルバンライト+ハーフクリップに交換
●グリップシフトをデオーレXTサムシフターに交換
●サドルをブルックスB17に交換
●ハンドルグリップを交換
●フロントブレーキをアームの短めのものに交換
●マッドガードを木製で自作
てなところである。
私はミニベロの操縦安定性には警戒しているタイプなので、いわゆるミニベロファンではないのだが、屋内から外に出す際の取り回しの良さなどでこのところ出動する回数が多い。
ダホンの折り畳み方式には特別凝ったところは見当たらないものの、使い勝手は充分なので、以前はしばしば輪行も試みた。ボードウォークは重量が13kg近くあり、軽快に運ぶわけにはいかないが、新幹線の駅のように長いホームでなければ、それほど負担にはならないと感じた。ただし、それも10数年前のことであるから、筋力がその頃より低下した現在もそう感じるかどうかは、やってみなければ分からない。