
探鳥会で見かけた双眼鏡
日曜日に初参加した探鳥会では、参加者の皆さんがどういう双眼鏡を使用されているかが気になっていた。私の観察対象は鳥だけではなく、双眼鏡でもあったのだ。
結論から言うと、多くのベテランの方々が、8×30ないし8×25というクラスの双眼鏡を持参されていた。中型ないし小型の双眼鏡なのだ。
私が持ち込んだ8×42クラスの双眼鏡を使っていた人はほかにはいなかった。やはりちょっと大きすぎるのだ。星見ならこの明るさが役に立つが、昼間の探鳥ではオーバースペックなのだ。
そして双眼鏡の保持の仕方としては、全員が首から下げていた。私のはネックストラップが付属していないので手で持っていた。ストラップが付いていたとしても、首から下げるにはちょっと重量のある双眼鏡だ。
ベテランの男性の方々の多くが、双眼鏡だけではなく、三脚に備え付けたフィールドスコープ(単眼鏡タイプの望遠鏡)を持ち込んでいたことも、双眼鏡のサイズに影響しているだろう。より大きな光学機器も使うのであれば、双眼鏡は首から下げられるものぐらいがいい。
双眼鏡のタイプとしては、ポロプリズムタイプを使っている方が半分近くおられたように記憶している。クラシックなニコンのポロプリズムタイプを使っている女性バーダーの方もおられた。カッコ良かったなあ。鳥見のベテランとお見受けしたのであった。
男性を中心にスマートなダハタイプも多かった。メーカーとしては、ツァイス、ライカのほか、スワロフスキーを使用されている方もおられた。流石である。これだけのバリエーションの双眼鏡が一堂に会しているのを見たのは、初めてなのであった。
倍率は訊いてみたのではないのではっきりとは分からないが、やはり8倍が多かったのではないかと思う。うちのかみさんが使っていたのは8×24のポロプリズムタイプだ。
しかし今回探鳥会に参加してみて思ったが、探鳥会では「あそこに〇〇〇がいるよ」と教えてもらってから双眼鏡をそちらに向けることが多い。
そういう場合、8倍の倍率だと、最初に対象を肉眼で捉えてからでないと双眼鏡の視野に入れるのは簡単ではない。6倍なら、もう少し楽に見つけられるのかもしれないと思ったのだ。ネットを検索すると、6倍の低倍率双眼鏡を推奨するベテランの声も見つかる。
うちではかみさんの8×24(ペンタックスのポロプリズムタイプ)がそろそろピントを合わせるノブが固くなり始めているので、新しい製品を用意したいと考えているのだが、これを8×30にするか、6×30にするか、なかなか悩ましいのである。
なお、探鳥会では先輩諸氏のフィールドスコープも覗かせてもらったが、その倍率は30倍ぐらいだったようだ。フィールドスコープはズームになっているものが多いので、アバウトそれくらいだったということだろう。
なお、フィールドスコープを扱っているベテランの方は対象物を視野の中に捉えることができると「入った」とおっしゃっていた(^^)。これもバーダー特有の言い回しではないかと思われる。
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