「ごはんの炊ける袋」を使った
画像は身延線甲斐上野駅前に停泊したわれらのキャンピングカー、ピクニック・ゲリラ号のギャレー。朝食を作っているところである。
この朝は5℃くらいまで冷え込んだのであるが、陽が差してくれば車内は割と暖かくなる。いそいそと朝食の準備をした。
密閉した車内で燃焼機器を使うのは危険なため、天井の換気扇ハッチを少し開け、寝台部分の窓も開けた。酸欠や一酸化炭素中毒になったらかなわないからね。
朝食は計画通り、「ごはんの炊ける袋」を使って作った。2名なので袋は2枚使い、それぞれ2/3合ずつ無洗米を入れる。900mlのコッヘル(スノーピークのトレック900)に適量の湯を沸かし、沸騰したところでコメ袋を入れた。
待つこと15分。途中で湯が足りなくならないように一度足したと思う。15分煮たところで、熱いのに注意しながら湯から袋を取り出す。これを蒸しているあいだにまた少し水を足して湯を沸かし、フリーズドライのみそ汁を作る。これがかなり旨かった。
蒸し終わったところで、紙皿に袋からごはんをよそう。熱いこともあって、これがちょっと苦労する作業だ。袋に少しばかり炊き上がったごはんが残るが、まあ致し方ない。
おかずはレモン味の焼き鳥缶詰。本当は湯煎したかったが、みそ汁に煮汁を使ってしまったので仕方がない。それでも美味しく食べることができたが、次回はふりかけを持っていこうと思ったのであった。
コッヘルを見ると、やはり多少はでんぷんの成分らしきものがこびりついている。これを取る意味もあって、また湯を沸かし、ティーパックの緑茶を入れた。あとはウエットティッシュでコッヘルなどを拭いて、片付けも終了。外で水道などを使う必要もなく、元の通り所定位置に器具をしまうことができた。
今回の経験でフリーズドライの食品と袋を使った炊飯の相性がいいことがわかったので、次回はみそ汁以外の製品も試してみようと思う。それにしても、メシを炊いたあとでコッヘルを洗わなくて良いというのはまことに楽なやり方であることを再認識した。炊事場が使えない出先では本当に助かるのであった。
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