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note に欲しい、1対1の通信機能

 2005年頃まではリバーサル(ポジ=スライド)フィルムで撮っていた。仕事用の写真は印刷用途を考えなければならないからだ。リバーサルは露出のラチチュードが狭いので撮影はけっこう大変だが、発色はプリント用のネガフィルムと比べものにならないくらい素晴らしい。
 最近はデジタルもかなり良くなってきた感があるけれど、以前はアンダーなところ(シャドウ=暗いところ)が今ひとつで、逆にオーバー気味なところ(ハイライト=明るいところ)はデジタルのほうが良かったりした。
 ただ当時は発色は圧倒的にリバーサルのほうが良かった。色彩のダイナミックレンジが違うのだ。

 画像は仕事でさんざん伊豆に通っていた頃に沼津市で撮影した、狩野川(かのがわ)の永代橋。夕刻である。
 ちゃんとしたスキャナーを使ったわけではなく、ビュアーの上に置いたマウントをデジカメで手持ち撮影した程度なので、ピントも甘いし、色の再現も今ひとつだが、雰囲気くらいは伝わるかもしれない。
 ツアイスをはじめ、高性能なレンズに入れ込む人は少なくないが、レンズの性能が本当にわかるのは、リバーサルフィルムを使ったときと、モノクロで撮って自分で引き伸ばしをしたときなのだ。
 銀塩時代の話だけどね。デジタルなら、少なくとも解像力は画像の拡大で検証しうる。
 ま、そりゃいいや。今日の本題は別のことだから。

 note はいろんな点でよく考えられていると思うけど、自分としてひとつ足りないなあと思うのは、1対1の通信ができないことだ。
 せめて、登録してログインしているユーザー同士がメッセージを送れる環境であったほうがいいのじゃないかと思う。現状では、記事にコメントするか、サポートか購入かして相手のお礼メッセージを待つしかない(これについては、売り手もしくはサポートの受け手が、購読者またはサポーターに送信した内容を相手が受け取ることができても、購読者またはサポーターからの返信はできないようだ)。
 販売、購入という機能があるために、余計なクレーム等がこないようにしてくれている面もあると思うのだけど、たとえばある条件を設けて、互いに20回以上「スキ!」の交換があればメッセージが送れるとか、何かしら方法があるような気がする。

 facebook のメッセンジャーと同じである必要はないのであるが、せめて互いに e-mail アドレスぐらいは交換したい。コメント欄でアドレスを晒す気にもなれないしねえ。
 中編小説を全編読んでくれて本当にありがとう、と伝えたかったんだよ。

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白鳥和也/自転車文学研究室
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