ワキガVS私 剪除法(皮弁法)による腋臭症手術を受けてきた話(無料で読めます。クリニック名、担当医に関しては有料)
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このnoteでは腋臭症に悩む私が手術に至った経緯と術後のレポを書いていきます。今回は手術を受けるまでの流れを書いていきます。
私と同じように腋臭症に悩む方の助けになればいいなと思います。
30名以上の方に有料記事をご購入いただいており、ワキガで悩む方に届けば…との思いでおります。(2024/7追記)
ご購入いただいた皆様、ありがとうございます!
※下部に有料記事でクリニック名、担当医、治療にかかった総額(保険適用)を書いています。興味のある方はご覧ください。(2021年時点の担当医/総額ですので、担当医が移籍している場合や金額に変更がある可能性があります。ご了承の上、購入ください。
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※現在術後1年2ヶ月経った傷口を最新話に載せています。ぜひご参考までにご覧ください。
手術に至るまで〜カウンセリング編〜
多分ご自身で腋臭症だとわかっている方がほとんどだと思いますが、第三者による診断が必要なんですよね。いやですよね、匂いを嗅がれるの。でもそこで軽度ですね、とか保険適用にならない程度の臭いですねとか言われたら保険適用手術受けられなくなるのでここは満を辞して最大限の臭さを放っていきましょう!!!
手術をする前にまずは医師によるカウンセリングを受ける必要があります。これはどこの病院でも同じ流れだと思います。カウンセリングでは腋臭症の原因、手術の方法、メリットデメリット、副作用についてまず病院のカウンセラーから説明を聞きます。カウンセラーからの質問は
こうみるとフルコンボですね😅
このようにいくつか質問をされます。上記の質問はネットでセルフチェックなどとしてよく出てくる項目ですね。これらの項目に当てはまれば基本的には腋臭症で間違いないとのことですが程度によって保険適用の手術になるかどうかが決まるので直接匂いを嗅いで判断してもらいます。※脇に鼻を近づけるわけではありません
私が受けた方法は上記のカウンセリングを医師と話し合う前に両脇にガーゼを挟み、5〜10分経ったところでそのガーゼを脇から抜き取り医師に渡します。そのガーゼを医師が直接嗅いで腋臭症かどうかを判断します。安定の分かれ道です。緊張も相まってダラダラ汗が出ます。臭さパワーをマックスに上げていきます。
私がカウンセリングを受けたのは真夏でした。もちろん汗はびっしょり。カウンセリング当日はデオドラントなどは使用しないようにと言われるので周りに不快な思いをさせないかハラハラしました。病院に到着する頃には自分でも不快な匂いがわかるほどでした。医師の判断としてはやはり腋臭症で間違い無い。手術によってこの不快な匂いが70〜80%なくなる。しかし完全に消えるわけでは無いとのことでした。でも、日々この匂いに悩む私からしたら少しでも改善されるなら…という気持ちでした。
カウンセリングを聞いて納得すれば手術同意書にサインをし、日程を決めて帰ります。カウンセリングを受けたのは2021年7月某日でしたが、手術日は11月某日にしました。
なぜその時期にしたのか。理由としては子ども(0歳児)を預ける為に両親や主人との日程調整が必要だったこと。夏場は汗をかきやすく1週間ほどシャワーを浴びれない生活は厳しいと思ったこと。薄着なので術後の帰宅で周りの目が気になると思ったこと。が挙げられます。
手術に至るまで〜採血編〜
手術を受けるまでに採血を受ける必要があります。血液にはいろいろな情報がありますからね。感染症に罹っていないか、HIV検査など様々な項目の検査となりますが一度採血を受けるだけでそれほどの負担ではありません。私の通ったクリニックでは手術当日に結果を知らせてもらう形でした。血液検査の結果特に問題はありませんでした。
手術に至るまで〜手術当日〜
午後からの手術で日帰りでしたので午前中は自宅でゆっくりと過ごします。術後は腕を上げることができないためシャワーを浴びることができません。前日夜に入っていたとしても、手術当日に時間があるならば入っておくことを強くお勧めします。(子どもを出産した際6日間お風呂に入れないことがありました。冬場でしたが本当に絶望的です。髪の毛ベタベタ、体はかゆい、顔は洗顔したとしてもテカテカ。本当に気持ち悪いです)腋臭症手術も同じくらいの日数お風呂に入らないので覚悟が必要です…
服装は前開きのワンピースにしました。インナーはブラトップ。ブラジャーはやめた方がいいと説明がありました。確かに術後つけるのは不可能かと思います。ノーブラで来る人もいると言っていました。冬場であればコートなどを上からさらに羽織ればわからないからいいかもしれません。男性も同じく前開きのシャツなどを着てい句必要があります。肌着は帰りは着用できないと思います。(前開きの肌着ってないですよね…)
クリニックまでは電車と徒歩で40分ほど。術後自転車の運転は不可能なので徒歩で駅まで向かいます。車の運転はできると書いてありましたが違和感半端ないのでできれば公共交通機関を利用した方がいいと思います。
病院到着
病院に到着し受付をし、トイレを済ませ案内を待ちます。(手術は3時間前後かかりますので絶対にトイレに行っておくべきです。脇が開いたままトイレにはいけませんよ!)
手術室に入ると看護師さんが二名。名前の確認をし、血液検査の結果をもらいます。ブラトップの肩紐から腕を抜き、看護師から渡される小学生がプールの授業で使うようなラップタオルを巻きます。
用意が終わった頃看護師が戻ってきます。手術台の上に上がり仰向けになります。両手を上げバンザイの状態になり両腕を消毒しドレーピングします。
※ドレーピング=手術や腹水・胸水穿刺、中心静脈穿刺などの清潔処置の際、清潔な術野を確保するために滅菌済みのドレープで不潔域を覆うことである。ドレーピングによって清潔域と不潔域を明確化することができる。
ドレーピングが終わると医者が入ってきます。軽く挨拶をし麻酔の注射を左から打っていきます。この段階から器具などを見てしまうと怖くなる方もいるので…と言われ目元を隠されます。
手術開始
麻酔の痛みは普通の注射と変わらないと思います。麻酔を打っていくと注射の痛みが感じなくなってきます。感じなくなったところで脇を切開していきます。ところがピリッとした痛みを感じた為、麻酔を追加してもらいました。本来なら無痛なはずなので少しでも痛みを感じたらすぐ伝えます。麻酔を追加してもらうと痛みは一切なくなり安心しました。術中、痛みを感じることはありませんが皮膚を引っ張られたりする感覚はあります。
わたしはどんな感じで手術するのか気になったので事前にYouTubeみて手術に臨んだので目には見えないけど頭の中で今こんな感じだろうなあ〜と想像していました。
手術動画です。手術が怖くなると思う方や
グロいもの苦手な方はスルーしてください‼️
【東京中央美容外科】
【アイシークリニック】
手術が始まり、左腕は1時間半ほどで終了。術中は痛みを感じませんでしたが一番最後に縫ったひと針だけチクっと感じたのですぐに先生に知らせ麻酔を追加してもらいました。そして今度は右腕に麻酔をし同じく進めていきます。どちらの腕もそうなのですが仰向けになった状態でずっと片手ずつバンザイをしている姿勢なので結構キツくなってきます…もちろん手を置けるような台にはなっているのですが流石に1時間半同じ姿勢は疲れますね。けど術中にちょこちょこ看護師が痛みはありますか?姿勢辛くないですか?と聞いてくれるので正直に申告していいと思います。(まだ耐えられるかな…と姿勢のしんどさは申告しませんでした😅)
手術終了
手術自体はトータル3時間ほどでした。
手術が終わると先生は挨拶して部屋を出ていきます。その後、看護師二人ががりで私の上体を起こします。腕を使えないから一人で起き上がることはできませんでした。圧迫止血のためのタイオーバーを固定する為、包帯やテーピングをぐるぐると巻いていきます。五日後にタイオーバーを外すまでかぶれないか心配です。
処置が終わると看護師にサポートされ着替えです。ブラトップは肩紐を外し手術を受けていたので本来であれば着用するのですが家に帰ってこれは脱げないな…とおもい肩紐を通さずに帰宅しました。(これが大正解でした)そしてワンピースを羽織ります。
会計を済ませ帰宅します。
手術に至るまで〜術後帰宅編〜
電車で帰るのですが看護師に座るか、パイプをつかめる狛犬ポジションにするかのどっちかにするよう言われました。もちろん腕を上げることはできないので吊り革に捕まることはできません。バランスよく立っていても 急ブレーキなどありますからね。帰宅ラッシュの時間帯と被ってしまったためだった状態で隣の人にぶつかられたりするのは危険と判断し一本見送り確実に座れる電車を待ちました。
ところが座れてもまだ問題はあります。脇にタイオーバーと呼ばれるワタを固定している為、姿勢が常にポパイのように胸を張るというか腕を張る形になり一人分の席では少し足りません…1.2〜1.4人分の座席を使用すると言った感じでしょうか。隣の人に申し訳なさを感じつつ帰宅しました。
まさにこの状態です…
麻酔が効いているので痛みを感じることはなく帰宅することができました。
これにて手術レポは終了です。
術後1日目に続きます→
担当医は2021年11月時点のものになります。
術後1年2ヶ月の傷口の様子はこちらになります
費用やクリニックのあれこれ
(2021年時点の担当医/総額ですので、担当医が移籍している場合や金額に変更がある可能性があります。ご了承の上、購入ください。
ここからはクリニック名、担当医、費用についてお話しします。
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