飛ばしすぎて鬱
年明けから気負いすぎて、若干鬱気味になったというような話を、昨日何度かnoteの下書きに書き起こして、人が鬱になりかけた話など、誰も読みたくないと思い直して削除した。
昨年末に引き受けた研修をなんとか良いものにしたいと、原稿を書き起こしたり、聴講者には目で見て確認できる資料もあった方が分かりやすいという家人のアドバイスを入れて、資料の作成に勤しんだりしているうちに、突如エネルギー切れを起こした。
それはさながら、号砲が鳴った瞬間スタートダッシュで飛び出して、順調に走り出せるかと思った矢先、いきなり腹痛に襲われたアスリートに似ていた。
鬱の兆候とは面白いもので、最初は人の話し声や騒音に苛立つ程度で済んでいたものが、徐々に人の喜びが自分の喜びへ変換する装置に不具合が生じ、最後は自分の尽くす言葉や行為が、必ずしも真っ直ぐに受け取られるわけではないのではないかという猜疑心に身を焦がして発病を自覚する。
そうなると、しばらくは人の慰めや励ましは効かなくなる。ソファーで丸まりながら陽の光を浴びて、静かに回復するのを待つしかない。
しかし、社会生活とはそう悠長なことも言っていられないので、心身の不調をぐっと内側に押さえ込み、明るく笑顔で接しなければならない。
聞くところによると、インフルエンザが猛威を振るっているそうだ。
皆様、お身体ご自愛ください。