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水を飲むことの効用  416

最近のマイブームは「音叉の音」を聞くこと…っていうと若干高尚な感じがするけれど、本当の音叉じゃなくて。
音叉の音を奏でる正体は…旦那さんのペットボトルホルダー。

彼は以前からペットボトルホルダーを探していた。
畑や庭の作業中、飲みたい時にすぐ水分補給できるよう腰からペットボトルをぶら下げられるホルダーで、カラビナっぽいものから袋状のものまで色々探しはしたものの…ピンとこず。

100均やホームセンターも諦めて、いよいよアウトドア系を探そうか?みたいな話をしていた時、新しくできた100均にフラッと立ち寄ったところ…出会ったのだった。

ベルトに着けるところはカラビナなのだけど、ペットボトルの口の部分をホールドするのはサスマタ型の金属、そして飲む時にはその間にあるアジャスターをパチンと取り外して飲むという、なるほど誰が考えたのか賢い作りで感心する。

で、そのホルダーの何が音叉と関係あるのさ?というと…

そのペットボトルホルダーをベルトループに通したままペットボトルをつけずにいることがうちの中では多いのだけど、そのサスマタ型の金属が柱や何か固いものに当たった時「キーンッ…」と透明のキレイな音がするのだ。

始めて聞いた時は「どこか風鈴つけてる?キレイな音ー!」なんて言ったほどクリアで大きすぎず、でも耳にはしっかり届いてくれる音で、最近のわたしはその音を聞くのが隠れキャラと出会う時のようにちょっと、いやずいぶんうれしい。


そのペットボトルホルダーの影響もあるようなないような…最近のわたしたちは水を飲む量を増やそうと頑張っている。

って「頑張ってますっ!」というほどのキチキチ度ではないにしても、一日2リットルなんて数字を目標にするとちょっと意識して、その中身の減りように注目するようになるもので…。

ちなみにわたしはゆくゆくは一日をかけてこの夏中なら2リットル/日、冬なら1.5リットル/日あたりまで飲めるようにもっていきたいと思っている。


わたしは冷えとりをしていた時に「水分のとりすぎは体を冷やす」ということを知り、どちらかというと「胃がちゃぷちゃぷいうほど飲まないよー!」と自分にブレーキをかける方だった。
消化力も弱かったから、余計にそのあたりを気にしていたのだけど…いいような悪いような、なんともハッキリしない体感のままだった。
ただ数字至上主義でガブガブ飲めばいいってことではもちろんないけれど、飲まないということの効用もまたいまいちつかめず、その時はそのままフェイドアウトした状態だった。


それが、最近旦那さんの水分摂取量UP作戦が始まり「だったらわたしも…」と便乗してみたところ、調子がいい。

どう調子がいいかというと、夕方そんなに疲れずに夕飯を作って食べるところまでいけるということ。

…って「それのどこが調子がいいの?普通でしょ?」なんて思う方、それは健康な証拠だと思う。

そもそも、数年前のわたしは夕方ヒーヒー言っていたし、なんなら「15分だけ横になってくる…」なんてことはよくあった。
それが「ご飯作りたくないよー」のゴネから来ているのか、何か別のものから来ているのかその時は定かじゃなかったけれど…。
消耗しやすい夏だけではなく冬だってそんなだったし、その時は「自分の体はそういうもんだ」としか思っていなかった。

その後も夏の対策としての水分補給の大切さ以外に、やっぱり「血の素」としての水分だったり、体が正常に巡るための水分だったりと色々耳にしていて、気にはなっていたものの「水」を1日1リットル以上摂取することには抵抗があった。


それが、数ヶ月前からの「ゆる砂糖断ち」から始まり、砂糖をやめると食べるものが変わって、食べるものが変わると飲むものが変わり…とゆるやかに変化は続いていたのだけど、そんな中この暑い夏の夕方の消耗度の高さに再び弱っていたわたしはいよいよ大好きなコーヒーをやめてみることにした。そう、いわゆる「カフェイン抜き」。

それが思った以上に早く効果が現れて…特に何かしらコーヒーや甘いもの、ガツンとくるものを補給しなくても、スルスルと晩ごはん作りの作業をして、サクサクと食事をいただいて、その上体はどの段階でもしんどくないという結果に。

「こんなダイレクトに出る?」というほどくっきり出た結果。
そして、その上の水分摂取量UP作戦。

もちろん、人間の体は80%が水分なんて当たり前のように耳にしているから、当たり前と言えば当たり前なのだけど、それが「多すぎたらこうなる」「少なすぎたらこうなる」ということも知っているようでよくわかっていなかったから、ここ数年では覚えがないほどの快適な夕方からの体調に正直驚いている。

そして、カフェインは水分と思いきや水分をもって出ていく、いわゆる脱水の機能を持っているということも、なるほどよく理解・体感できたように感じている。


それにしても、こんなに鮮やかに、そしてさりげなく体調の変化は起きるのかと改めて驚くし、それが「基礎体力UP」みたいな基本的なところの底上げみたいな形で出てくることの凄さを思うと、たかが水されど水…どころじゃないよね、と思う。
こんな基本でこの変化なんだから、今までの自分はいろんなことを見逃したりスルーしてきてるんだろうなーなんて当たり前に思うし、これからは今まで使い慣れた場所とは違うところをしっかり稼働させて、どんな変化もしっかりキャッチしていきたいなーなんてチビチビとマグネシウムを入れた水を飲みながら思うのだった。




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