わたしの知らない下からのルート 595
このページを立ち上げたら、突然画面の左上から「AIに相談する」という提案が現れた。
今まで見たことなかったのになぁ…なんて思いながらSNSの文章を思い出す…
それは今朝偶然目にしたものだったのだけど、「昔話してー!」という娘さんに「昔々、エクセルで手詰まりを起こした時、画面の右下にイルカが助けに来たのだけど、大して助けになることがなくてのぅ…」なんて話したら「何それ!そんなのあるわけないじゃん!」みたいな反応だった…という投稿で。
その話を思い出しながら「そうそう、そうやって『相談して!』みたいに軽い感じで出てきてさ、相談したら『それは無理ですー』とかって背中向けて泳いで行くんでしょ、どうせ…」みたいなひねくれコメントをする自分に「って、油断ならないくらい素早く『ねじれ』が出てくるな…」なんてつぶやいていた。
最近足裏を触ることが増えたからか、日常動作の中で足裏から感じる体重移動に注目することが多くなってきた。
重いコンテナを運ぶ時、台所に立っている時、座っている時…
それぞれ今までは無意識に動かしていた、もしくは投げ出していたりしたけれど、その時ってどんな感じなんだっけ?なんて軽い気持ちで観察していた。
まだまだ足裏を触りだして日が浅いし、いろんな発信者さんのインスタをかじっては試す、みたいなことを続けているのだけど、そんな風に足裏・足つぼを見ていたらインスタグラムの方が「あ、そういうのに興味あるの?」みたいな感じで関連分野のものもどんどん繰り出してきて…なるほど興味深い。
…noteのAIにはケチをつけといてこんな感じだったりする。
で、その発信の中に「足の小指が寝ている方必見」みたいな投稿が出てきて。
わたしは爪こそ小さくないけれど、特に右足の小指は…寝ている、というか倒れている。
そのことを「こういうもんでしょ?」と思って過ごしていた時期はずいぶん長かったのだけど、体を知るにつれ、どうもこれは放っておいていいほどの小さな影響に止まらないらしい…ということを知ることになった。
このタイミングでその対策ができるなんて、なんかわからんけど一石二鳥じゃない?なんて感じで、そこに紹介されているエクササイズをここ数日やるようになったのだけど。
エクササイズなんていっても、とても簡単なものを紹介してくれていて
①足裏を床についているところからスタート。まず、その状態から全ての足指を上に上げる(床から離す)
②そのまま小指のみ床に下ろす
③小指は床につけたまま、続けて親指を下ろす
④他の3本は上げたまま親指と小指にグッと力を入れて床を踏む。
⑤この、力を入れる(10秒)→抜くを数回
という感じ。
でも、簡単だからってあなどるなかれ。
これをやり始めてすぐに「あれ?これって、自分の足だけで勝手に横アーチを作れるようになってない?」なんて気づくのだ。
扁平足を代表に、足裏の問題色々は足の縦アーチと横アーチが崩れることに起因するものが多いと聞くけれど、このエクササイズをするだけで「横アーチ」が自分の足に形作られていることが実感できちゃう。
こちらは「寝ている小指」に働きかけるもの、と勝手に思っていたから、まさかアーチが動くなんて!とひとりで妙に盛り上がり、座っていても、台所に立っていても、気づいたらやるようになっていた。
そして、それを立ってやっている時に「足の余分な力を抜いて…」とやりだした途端、体の内側に自然と下から上に向かって軸のようなものが出来ていく感覚が浮かび上がってきた。
自分の感覚としては、いつもよりずいぶん後ろ重心な感じになる…けどドシっと安定してくるって不思議…ってこれがホントの感じなのかも…なんて考えていた。
そして、そのまま骨盤も自然と動き始めグーっと前傾になってくる。
「なるほど…いつもは気をつけているようでも後傾してるってことか…」なんて思いながら体の力が伝わっていくままに任せていると…いわゆる丹田というか、お腹の深部が下からグーっと持ち上げられるような感覚が始まった。
「なるほど、骨盤底筋の引き上げと同じような感覚がくるんだー…っていうか、それよりもっと大きい安定した感じだよねー」なんて思っていたらふと気がついた。
その力は「下から上へ持ち上げられるような感覚」だった。
ということは…「それって、いつもと逆じゃんね…」としばし考える。
そう、「盤底筋を引き上げてー」とか「空気を下腹に入れるように呼吸してー」とか、とにかく今までは「上から下」へのリーチ、働きかけばかりだった。
上から引き上げる、上からの力で持ち上げる、みたいな。
瞑想やエネルギーワークの際に、足の裏から、もしくは地球から、とにかく「下からのエネルギーを感じてー」みたいな言葉は何度も聞いたことがあった。
人には上から注がれる宇宙からのエネルギーと、下から上がってくる地球からのエネルギーが流れ込んでいる、と。
でも、実際下からのエネルギーを「はい、下から流れ込んできたー」と実感したことは今までなかった…というか、わからなかった。
アーシングの最中でも、そういう感じで理解した時はなかった。
ということは、わたしはエネルギーワークでも瞑想でもない体のエクササイズのタイミングでその流れを体感したということになるのだ。
今までひとつの方向からの流入しかキャッチ出来ていなかったわたしの体は、直流と交流よろしく(?)双方向の流れが、交流が生まれるかもしれない…というか、これからはそれを感じられるようになるかもしれないってことでもあって…。
しかもそれは、自分の想像なんてさっぱり的外れなものだったりするほどシンプルだったり、パワフルだったりして…なんていうか、その状態にただただ「なるほどー」と感心しきりだったりする。
これってね…なんていうか、人間にあるスイッチの押し方はひとつだけじゃないってことを意味していると思うし、もっと言えば、体にはたくさんのスイッチが埋め込まれているってことの証明にもなるんじゃないかと思うのだけど…
それって、すごい祝福というか可能性のように感じられて、なんだかそのスイッチを仕込んでくれた存在と体に「ありがとう」だったり、何やら忙しいくらいうれしくなった出来事だったのでした。