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どうにもスルーできない「矢印の向き」の話   436

ジリジリと台風モードに突入し始めた本日の瀬戸内。
とはいえ、うちの島では強い雨はほぼなくて、降ったり止んだりの雨と休み休みの強めの風が吹いた一日だった。

それでも一応「台風モード」なので、最近見たことのない30度を下回る気温に
「え…涼しい」
なんて言いだす自分の感覚に「いい加減さ」以上の何かを感じて苦笑いする。
でも、この夏は朝の台所が30度を下回るスタートがなかったんだよなーと思うと、その反応も仕方ないよと思っちゃうけれど。


そんな台風に、ここ数日どうにも消えない疑問を抱えて過ごしている。

別にお天気マニアじゃないし、天気図の見方だって学校で習った以外特に聞いたり調べたりしたこともないし、念力で明日のお天気を当てられるような能力もない。

だけど、やっぱり気になるのだ。
天気図の風向きの矢印が。


というのも「台風が発生したよ」と話題に上がり始めると、やっぱりいつもよりも風が吹きやすくなっているように感じるのだけど、今までは「あぁ台風の影響かー」くらいにしか感じてなくて特に何か確認したりすることもなかった。

ただ、今回の台風の予想図が出始めた頃、赤や黄色の矢印がたくさん並ぶ風向きの天気図も目にしたのだ。
そうしたら…瀬戸内の風向きは「南からの風」と記されている。
そう、北に向かって矢印が向いているソレなのだけど…

何が問題かって、その頃ずっと我が家で体感していた風は「北からの風」なのだ。
いつもいつも「北から」。
今でも「北から」…。
南のカーテンが全く風をはらまない。
なんならベッタリ北からの風に押されて網戸にくっつきっぱなしだった。


最初は自分の「モノサシ」を疑った。
だって天気予報が言う「西よりの風」は「From西」のことなのか「西に寄り気味の風」なのか「どっちなの?」なんて真顔で聞く人間だったから。

まじまじ考えてみると「西に寄り気味の風」ってどんなんだ?って思うよね。
西に寄りつつ…南北を通る風?
西に寄りつつ…東へ向かう風?
もう何が言いたいのかよくわからなくなる。

そんな自分が「まともに天気図の言っていることが理解できている前提」から話はスタートできないと思ったのでおそるおそる家族に尋ねてみたところ、どうやら天気予報の言っている矢印は我が家に吹いている風と逆向きだということだった。


これを聞いてますます最近思っていた「?」に「もしや…」と疑いの目が向き始めた。

台風の進路パターンに自力走行はできない説…
さすがに理科が取り立てて得意じゃないわたしでも「聞いてたんと違う…」なんて思っちゃうし、「台風の目がないけど台風」っていうのには「台風の目に入ると青空で穏やかなんだよ」なんて話を聞いて育ったし、「天空の城ラピュタ」でラピュタに辿り着いた時のあの景色がソレなんでしょ?なんて思ってた族なので、どうにも「それ、ほんま?」なんてカジュアルな疑問が浮かび続けている。

もしかしたら、台風の回転だって知らない間にシレッと変わってたりして…
なんて、この夏「アイスコーヒーのMCTパウダーをダマダマさせないポイント」を発見した者として「回転の秘密」のことを思うと、まぁまぁ本気で疑いが生まれてきて、勝手に気になって見逃せなくなっていたりもするのだけど…。


と、にわか興味のツキない族であるわたしの疑問はいいとして、これから通過していくであろう台風の影響がどの地域でも最小限であることを願っている。
雨や風、雷や稲光が例えにぎやかな夜でも、人も動物もそして植物も、少しでも安心して眠れる時間がありますように、と。




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