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リフレッシュの必要  546

今日は久々に台所に立ちっぱなしの一日だったからか、夕食が終わった時点ですでに抜け殻モードになっている。

明日、友人たちと持ち寄りで少し早いクリスマス会をしようということになり、その仕込みも兼ねてゴソゴソしていたのだけど…
「持ち寄り」みたいなイベントが自分の身にやってきたのも久しぶりで、色々作りながら「そうだ…お迎えするのと持って行くのとじゃ準備もメニューも違うのだ…」なんて当たり前のことを作り始めてから気づく始末。

そう思ったら、以前は島に来てくれた友人と野外でご飯を食べれるようにと色々作っては出かけていたことを思い出す。
あの頃の勢いはどこに行ったんだ?あの勢いは本当に自分のものだったのか?なんて疑わしくなるくらいの今の自分の鈍さったらないような気がする。


以前もよく抜け殻になってたはずなんだけど…記憶がない。
抜け殻からの卒業…いや、抜け殻からのリカバーはどうしてたんだっけ?

思い出していくと…大学の頃のバイトが思い浮かぶ。
コーヒーショップのバイトはパンプス着用だったから、バイト終わりは足がジンジンしていた。
むくみよりジンジンする方が気になっていたような記憶…ということは、靴のサイズが合ってなかっただけじゃないのか?なんて今なら思う。
そんなだったから、バイト代はお疲れの足裏に貼る足裏用湿布に飛んでいってた記憶も蘇ってきて…リカバーの体感よりも自分のバイト代の使い方に指導を入れたくなった。

リカバー…リフレッシュ…
すぐに思い浮かばないところをみると、本当に下手だったというか、やってないに等しいってことだ。

そういえば、以前「週に一度美容室に行くのがリフレッシュだ」という人のお話を聞いた時に「そうなんだ…」と思えども、それがリフレッシュになることにピンときていなかったことがあった。

なるほど、わたしが自分のリラックスとかリフレッシュということに相当無頓着だったということも今頃わかってきた…遅い…。


そんなことを思い出しながら、頭や顔をゴリゴリマッサージしていたら、ふと「あ、軽くなった」というか「なんか抜けた」みたいな感覚があって、その後頭から上半身へ抜けるようにふわっとゆるんだのがしっかり感じられた。
体感もさっきのドロドロが嘘みたいにスッキリしている。

「あ…これがリフレッシュできた状態ってこと?」

体がゆるむとスッキリしたり、気持ちの切り替えに…そりゃなるわ。
これをリフレッシュというのだということを、今更ながら体感した上に、ドロドロの状態からこんな小さなアクションでここまで体感が変わるなんて!

待てよ?
だから世の中、旅行からマッサージまで、そのための活動が溢れているってこと?
人はみんなリラックス・リフレッシュ・ゆるむための活動を欲し続けてるってこと?
その欲が一番大きいから一大経済活動になってるってこと?


…なんか、リカバーを超えて頭の中がバチバチいってきたような気がする。

そういうものがあふれていて、いつでも快適になれるってことでもあるんだろうけど、それだけみんなリフレッシュしたがっている=疲れてるってことだよね?

…なんだか若干切なくなった夜だったのでした。





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