飛行機に乗れなきゃ始まらない@海外旅行のトラブル
皆さんは海外旅行に行くときにどんなことにまずどんなことに気を付けますか?
基本、海外旅行であればパスポート、クレジットカード、多少の現金のこの3つさえあれば最悪なんとかなると思います。
さらに加えるなら携帯電話、現代社会では携帯も必須かな。
ただし、
ちゃんと飛行機に乗れたら・・・・
ってことですが。
なんと言っても飛行機に乗れなかったら、海外旅行に行けませんから。
本日はそんな海外旅行の初歩的かつ最大の関門「飛行機に乗る」という点から、注意事項をお話ししたいと思います。
飛行機に乗れなかった
私はこの10年間で空港まで行って予定通り飛行機に乗れなかったことが2回あります。
◆飛行機に乗り遅れた(1回目)
1回目は娘とカナダから日本に帰国する際、空港到着予定時間に十分な余裕をもたせずに計画したため、交通事情によりあっけなく遅刻。
チェックインがすでに終了し乗れませんでした。
1.空港到着は充分余裕を持って計画しよう
当たり前のことですよね。
この時は、格安チケットだったため、変な時間帯の便になり、本来なら空港近くに前泊した方がよかったのですが、ギリギリ朝イチの公共交通機関で移動すれば間に合うと思ったのが甘かった。
乗りそびれました。
以降、早すぎてもいいので早めに空港に着くようにし、無理な便は選ばない様にしています。
2.チケット格安サイトで格安チケットを買うのは賭け
移動途中に「もしかしたらチェックインに間に合わないかも」と思ったときに、格安チケットサイトのカスタマーセンターに何度もコールしたのに全然繋がらず、問合わせが全くできませんでした。
ただひたすら焦り時間だけが空しく過ぎていきました。
以降、チケットは直接航空会社から購入するようにしています。
もし、エアカナダで直接チケットを購入していたら、同じ状況でも電話、オンライン、空港カウンターでもなんらかの対応ができたはずです。
このときは結局2人分40万円のチケットが丸々パーになってしまいました。
目の前真っ暗、意気消沈して帰国を諦めかけたところ、夫に「こっちで何とかするから2人とも帰ってこい」と言われて思い直して、翌日の便をエアカナダで直接購入して無事に帰国した苦い経験があります。
◆パスポートが切れていた(2回目)
まさにこの見出しの通りです。
空港でセルフチェックインの時に自分のパスポートが2週間前に切れていることに気が付きました。
結局、この日は問題もなかった娘だけ予定通り帰国しました。
私は即エアカナダに連絡を取り、行きの便の変更を依頼したので、航空チケット代金は無駄にならずに予約変更で済みました。
空港で娘を見送り、自宅に戻り、改めてパスポートの再発行手続きをし、1か月後に新パスポートを受取り、ようやく日本に無事帰国できましたが、
おかげで日本滞在予定が1か月短くなりました。
◆PRカード(移民者カード)の古いものを持っていた
これは娘の話。
娘もカナダ帰国の際、日本発カナダ行の飛行機に乗れず、空港から家に戻りました。
この時は、娘はうっかり期限切れの古いPRカード(カナダ移民カード)を持って日本に帰国し、日本を出国しようとしたところ、引っ掛かり最新のPRカードを忘れたことに気づきました。
これによって予定の飛行機に乗れないどころか、新しいPRカードが来るまでカナダに帰国できません。
この時は私がカナダにいたので、娘の置いていった新しいPRカードを日本に郵送し、2週間後に娘は無事カナダに帰ってきました。
もしこのとき2人とも日本に行ってたら、どうなっていたでしょう。
海外移住者はパスポート同様、移民先の証明書も大切な渡航アイテムですので、注意が必要です。
この時もエアカナダから直接チケットを購入していたので、便変更で済んだので助かりました。
危うく乗れそびれそうだった
次は危うく乗りそびれそうだった友人のケースも交えてご紹介します。
◆台風で電車が止まった
今年LCCを利用してバリ島に行く当日の関西国際空港行特急「はるか」で起こりました。
天気予報もなんとか大丈夫そうな状況で早めの電車で家を出て京都駅から乗った「はるか」、小雨の中、快調に走っていたんですが、大阪駅を過ぎてしばらくして急に小さな駅で止まってしまいました。
車内アナウンスが流れ
「台風の影響ため停車します。運航再開予定は未定です。
下車を希望する方は払い戻しをしますので、ご希望の方は途中下車ください。」
と言われました。
もし、1時間以内に動けばもしかしたら、空港に間に合うかもしれませんが、運航再開の見込みがわからない、という状態ではそれも不安です。
確かに雨が強くなっていますが、素人的にはこれで運航停止?
と思うぐらいの雨です。
今回はLCCで便で変更可能のオプションを付けていませんでした。
結局、当てにならないはるかの運航再開を待つよりも、まだ確実性の高い、下車してタクシーで関空に向かうことにしました。
そして改札口で同じようにスーツケースを持って下車したカップルがいたので
「もし関空にタクシーで向かうつもりなら、一緒に行きませんか?」
と話しかけて私達2カップルで相乗りで関空に向かうことにしました。
ところがこの駅、小さい駅でタクシー乗り場もありません。
4人で大きな通りまで雨の中スーツケースを引きずって、タクシーを拾おうとしましたがすべて「賃走中」。
ようやく乗れたものの飛行機に間に合うかは一か八かの時間。
関空に着いたときは,定刻の最終のチェックイン時間は過ぎていましたが、最後の乗客としてなんとかチェックインしてもらい飛行機に乗れました。
この時のタクシー代4万円。
相乗りで割り勘の2万円で済みましたが、本当にハラハラでした。
もし、早い便のはるかにしていなかったら完全に乗り遅れていましたし、あのまま「はるか」の車中で運転復活を待っていてもアウトでした。
◆トランジット・ビザ
そして最近、日本に帰国した友人も乗換地のサンフランシスコで日本行の便に乗れないところだったそうです。
その理由はトランジット・ビザでした。
今までの経験では乗換えで第3国に降りた場合、空港内を出ないので特にビザは要らない、というイメージがあります。
実際に今回私がインドネシアのバリ島に行くときにシンガポール空港で10時間以上、カナダ帰国のときにソウル空港で3時間以上のトランジット待ちをしましたが、どちらもビザは必要ありませんでした。
ところが国や国籍によっては乗換(トランジット)でさえ、その国のビザが必要です。
↓Sakura さんのご主人の場合
友人家族はサンフランシスコで慌ててアプリでアメリカのビザ申請をして、運よく1時間後にビザを取得して乗換便に乗ることができましたが、ギリギリだったそうです。
通常アメリカの場合、ビザ審査に3日程度は掛かるそうですから、1時間にはびっくりですね。
この時、友人家族と同じ便だった日本人家族も同様にアプリでビザ申請したものの、時間内に審査が通らず、予約の便に乗れなかったそうです。
安心な旅を
どうですか?
海外旅行はまずは飛行機に乗れないことには話になりません。
こんな風に遅刻、パスポート、ビザ、PRカードとと言った基本的なところでもまさかのミスは起こりますし、天候や事故でも想定外のことも起こります。
皆さんはちゃんとできているとは思いますが、
持ち物や入国条件、航空会社の規定の確認、(変わるので)
空港には早め着く余裕のある旅行プラン
は大切だと思います。
とりあえず皆さんの安心な旅の参考に少しでもなれば嬉しいです。