本当に手袋の箱に車のカギを入れるの?英語の言い方
英語力ゼロで始めたカナダ暮らしも10年目のWakeiです。
先日、知人に車の洗車を頼まれて、洗車してきました。
洗車場 car wash には長い水ホース、ソープホース、スポンジを使ってhand wash するタイプと ブースに入る全自動の Automatic Car Wash Machine のタイプがあります。今年はコロナでいませんが、例年だとモールの駐車場には「洗車します」の看板を持った人がバケツを持っていたりします。
さて、私が頼まれた洗車は Automatic Car Wash Machine。
アメリカやカナダ人は車が壊れていたり、汚れていたり、古かったり、ダメージがあっても平気で乗っている、と思っている人が多いかもしれません。そんな車もたまにありますが、ほとんどの車は見た目キレイ。軽自動車がないせいか高級感があります。
さて、無事に洗車を終えて友人にテキストしたら、友人からの返信で
「後でE-transfer でお金を送るから、レシートの写真を写メで送って。レシートと車のキーはGlove boxに入れて、私の家の前に車を停めておいて」
とありました。
※E-transfer はカナダでは一般的な送金方法で、送金相手のメールアドレスか電話番号がわかれば送金できる超便利なシステム。
車内を見るとバックシートに開封された50枚入りのゴム手袋の箱があります。その紙の手袋箱の底にレシートと車のキーを入れて、念のため、その箱をトランクの中に入れました。
防犯対策とは言え、ゴム手袋の箱にカギやレシートを隠すとはねぇ、と変に納得して、友人にも「念のため、手袋の箱はトランクに入れたよ」とテキストして私は家に帰りました。
ここまで読んで、あれあれ?
と思った方もいるのではないでしょうか?
そうなんです。
Glove Box って実は助手席の前にある、よく車の保険証を入れている「ダッシュボード」のことだったんです。実際、昔は手袋入れとして使われていて文字通り「手袋の箱」だったようですが。
私も家に帰ってやはりちょっと気になって、もしかしたら「glove box」って別の意味があるんじゃないか?って調べてみたら、英語はもとより、日本でもこの部分を「グローブボックス」と呼ぶと初めて知りました。
でもやっぱり日本では「ダッシュボード」って呼ぶのが一般的ですよね?
それとも私だけですか?
車にまつわる名称は、実は英語と日本語で違うものがいくつかあります。例えば「ハンドル」は「steering wheel」と言います。ハンドルでは英語ではキョトンとされます。「ハンドル」と言うと、こちらではドアの取っ手を連想されるでしょう。
友人も私のテキストを見て、私が「ゴム手袋の箱に車のキーとレシートを入れた」と知って、ビックリしたようです。
こんな風に英語圏で暮らすと英語だけど使い方が違うカタカナ英語が日本には結構あることに気が付きます。
日本では英語だと思って英語圏で使ってみて通じない時は、その英語が本当に英語圏でそう使うのか?疑ってみてください。また、今回の「glove box」のようになんとなく変な感じがする、と思った時も調べたり、聞くことをおススメします。意外な発見があるかもしれませんよ。