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オランダ発Miso屋:Miso屋を個人事業レベルなのに、日本の田舎と海外二拠点で起業。エコ移動式味噌蔵建設への道③

「宇宙」って英語だと、cosmos、 universe、 space‥様々な呼び方があります。先日初めて行って来ました、日本国内で一番宇宙に近いであろう場所:JAXA。種子島は流石に気合がいるので(笑)、筑波です。

私の味噌屋WAKEATのオランダ拠点はロッテルダム(オランダ第二の都市)にあります。そして地元の静岡県裾野市はDo・田舎。
オランダ⇄日本、都会⇄田舎と、完全に文化も言語もメンタルも真逆の条件での起業なんですよね。
オランダにはオランダの良さ、日本には日本の良さがあるように、都会と田舎では良さも違います。そして、またその逆も。
場所そのもの、土地そのものにこだわらないのであれば、候補を何箇所かあげて、一番条件の良いところを選ぶのが普通だと思います。
私の場合、「日本での拠点=裾野市」でしたので、裾野市(田舎)での起業のしやすさなんて考慮していませんでした。

今までの感覚から、都会(ロッテルダム)と裾野(田舎)での起業を比べると一番最初に出てくるのが:「スピード感の違い」。
これは都会、田舎というよりも国民性や日本とオランダのシステムの違いもあるのかも知れませんが、やはりデジタル化とはいえど田舎はまだ「紙」ベースの手続きが多かったり、何が必要か、どんなサポートがあるかを把握できるまでに非常に時間がかかる気がします(そもそも検索しても限界がある)。
そして、誰に、どこに聞けばいいのかわからない!
「ここにゆけば起業に関するサポートの大半が揃います。」というサイトもなく(もしかしたらあるのかも知れませんが、まだ私はたどり着いていない)、サポートも様々な機関や組織が(例えば政府の機関や地方自治体)別々に行っていたりするので、もう迷路の様。
「もし知っていれば、そのサポート受けれて、かなり助かったのに!」という事が沢山あります。凄く、「縦」のシステムで横の橋が少ない気がします。しかも、機関によって言っている事が違かったり‥。先週言われた事と、今週言われた事が違かったり‥。
まして田舎だと、機関と機関もフィジカルに遠かったりして、実際に行けば「いや、これは私の所の担当ではないので、あちらに行ってください。」と言われちゃったりした日には、あっという間に1日が過ぎてゆきます。
このタイムロスと労力が思っているより大きいです。
地元で土地勘もあり、言語もできる私でもこれだけ「得たい情報が得られない!どこへ行けば?!」と感じるという事は、新しく移住する田舎で起業しようと思う方や、海外の方だったとしたら、もっと大変なのではないのかな?1日も早く、スピード感を持って、起業したい!と思う方にはかなりのストレスになるのかも。と当たり前の様な事を思いました(笑)。

前回も書きましたが、何かを生み出す「起業」というものは、非常にエネルギーを使うもの。だからこそ、起業家はできるだけエネルギーを「起業」の為に温存したいし、せめて欲しい情報くらいはエフォートレスに、スムーズに辿り着きたい!
この辺りは、もしかしたら行政などの強力な協力(笑)があれば、小さな規模の行政でもかなり改善できる部分かも知れません。わかりやすい金銭的な補助やサポートも大切かも知れませんが、意外と「情報の明確さ」や、知りたい情報への「リーチしやすさ」は起業家にとって重要だと私は感じています。
目標がハッキリすれば、それに向かう道や、小さなタスクを明確にすれば、前進あるのみ。です。でも、「これでいいのか!」と思った目標が、「いや、違いました。」と振り回される事で、また計画を練り直し、タイムラインも考えて。を何回も、短期間で経験するとメンタルが確実に疲弊してゆきます(経験済み)。正に「進みたいのに、進む気マンマンなのに、進めない!」状態。

JAXAでロケット開発や人工衛星、何より元JAXAの方の開発裏話、リアルな失敗談やプロブレム・シューティング、「うわー!キャパオーバー!」ってなった時の対策の仕方はもちろん、スケールの大きな宇宙や生命、未知に触れて、「まぁ、ジタバタしても仕方ないか。」と思えました。
失敗や効率の悪さが実は意外と大切で、だから「田舎での起業」で味わう、いらない様な遠回りにも、必ず学ぶ事はあります。経験から学ぶのであれば、それはとても意味のある時間です。
WAKEATの味噌も、失敗と効率の悪さの、いらないハイブリット経験からの今があります(笑)。
そして、新しいものにチャレンジし続ける大きなエネルギー源は、常にロマンチックであり、夢を持つこと(ロケット、人工衛星の名前ってどれもロマンチック!)。

そうそう、私が目指す一つの目標は「宇宙」なんです。
え?誰が味噌屋が宇宙目指しちゃいけないなんて言いました?








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