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〜7歳までに育つ4つの感覚 その1『触覚』について〜③

~山西先生より~ 感覚の扉を開く幼少期~

シュタイナーが説く12の感覚のうち、最も基本となり全ての感覚の土台となるのが、『触覚』です。


大人の温かな眼差しの中で、『触覚』が育ち、心身が健全に育つことは、子どもが自らの道を切り開くための力を育てることに繋がります。

『今の自分』があるためには、大きな力が働いています。
一つは『運命』、そしてもう一つは『運命を克服する内的な力』です。

運命にただただ流されるのではなく、内的な力でその運命を自分の人生に変えていく力、それこそが『今の自分』を作り出しているのです。

人生には、多くの出会いがあります。結婚して、今のお子さんを授かったのも大きな運命の中の一つ。


『今ここに運ばれてきた自分』は、ただ自分の意志だけではなく、それ以外のものが大きく作用し、その流れの中で自分の内なる力によって『今ここ』に存在しています。


その運命を克服する内なる力を実らせるためには、まずは知力(頭で考える力)によらず、感覚を通して物事をとらえていくことが大切です。

小さな子は、魂と体が結びついておらず、ふわふわしている状態です。

その結びつきを強め、『自分』を作り出すためには、感覚を通して体験し、心身ともに育てていく必要があるのです。

〜続く〜

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