〜7歳までに育つ4つの感覚 その1『触覚』について〜⑨
**子どもに対する「触れ方」に意識を向ける**
小さな子どもは、自分から触りにいく、しがみつくなどして、『境界』を感じようとしますが、周りの大人も、「抱きしめる」「手を握る」などして境界を感じる手助けをすることができます。
『人とは何なのか?』ということを、小さな子どもたちは、言葉ではなく『触覚』を通して体に感じ、その魂に染み込ませていきます。お父さん、お母さん、周りの大人たちも、子どもに触れることで愛情が深まっていくのです。
赤ちゃんにおっぱいをあげるとき、暇だから、子どもにはわからないと思ってスマホを見たりテレビを見たりしているお母さんもいるかもしれません。
『心ここに在らず』の状態で子どもに接していると、子どもは自分に向けられていない心の不在を接触体験として感じてしまいます。
お子様と接するときは、できるだけ目の前のお子様だけに集中してくださいね。
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~暗闇の恐怖~暗闇はなぜ人を不安にするのか?~
真っ暗の中で、何も見えず、何も手に触れることができない環境は、人の精神を崩壊させるという研究報告があります。
反対にいうと、真っ暗な中でも何かに触れ、『境界』を感じることができれば、人は『安心感』や『自分自身の居場所』を感じることができるのです。
触れて、境界線を感じることは、人間の根源的な安心感・信頼感とつながっているのです。
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