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離乳食と断乳⑤〜離乳初期の歯の発達と食事内容 〜
育児書などでは、「5~6ヶ月で離乳食を始めましょう」などと記載されていることがありますね。
本来は、離乳食を始めるのは、月齢ではなく「歯の状態」が目安となります。
学童期になって、口がきちんと閉じられずにいつも『ポカン』と口を開けているような子、またよくかまずに飲み込んでしまいとても早く食べ終わってしまうなど、しっかりとかむことが苦手な子がいるのは、原因は離乳食にあるとも言われています。
まだ上下合わせて歯が4本しか生えていないのに、月齢に合わせて育児書通りに進めてしまうと、かめずに丸呑みしたり、いつまで口の中にいれたまま転がしてしまう(飲み込めない)という癖がついてしまうのです。
今回は、「歯の生え方、舌の動き」を目安にした離乳食の進め方をご紹介します。
お子様の食べている状態を見ながらの、月齢ではなくその子の成長に合わせた離乳食の与え方は、子供と母親との信頼関係を強くし、母乳から離れる手助けをしてくれます。
〜5、6ヶ月〜練習開始(お子様の状態による)
●スプーンを下唇に当ててあげることで、唇でスプーンを挟んで「ゴックン」と飲み込むことを覚えます。
*すぐに吐き出してしまう場合には、異物を誤認して食べてしまわないように「舌を押し出して吐き出す」という本能的な反応が残っている証拠です。
これは、まだ食べ物を受け入れる時期ではないというサインです。
食べないからといって無理やり食べさせないようにしましょう。
また、生後6ヶ月ぐらいでは「座る」ことをキープするのは難しい時期です。
この時期は、「食べ物を口に入れて唇を閉じる」ということを覚える時期なので、スプーンをうまく使える練習をするだけと気軽に考えましょう。
〜続く〜