〜7歳までに育つ4つの感覚 その1『触覚』について〜⑦
~『触覚』を育てるために日常でできること・気をつけたいこと~
●子どもの「触れたい」という無意識の意志を邪魔しないような環境づくりをする
小さい子ども、特にハイハイをしたりつかまり立ちをしたり、歩き出した子どもたちにとって、目に映る全てのものが新鮮で『触れたい』という無意識の衝動を抑えることができないものです。
大人が危ないからと言って『危ない!!』と大きな声で叫んだり、『だめ!!』と言って近づけないようにすることは、小さな子どもにとっては意味がわからないだけではなく、『邪魔された』としか感じません。
できるだけ、「ダメ・ダメ!」を連発しない環境づくりをしてあげられるのが良いのですが、かといってなかなか日常では難しいこともありますね。
本当にダメなこと、命に関わるようなことはもちろん「ダメ」ですが、ささいなことであれば見守るという良い悪いの「バランス」が大切です。
小さな子は、目に映る全てのものに興味を持ち、何でも手に取って口に入れてしまいます。これは、味を確かめているというよりも、そのものの感覚=物との境界線を感じているのです。
シュタイナーは、『触覚は、うちなる神の感覚』であると説いています。触覚は大いなるもの=GODと結びついているのですね。
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