魅力的な登場人物を書く方法(その2)ifを考えてストーリーを作る。
みなさんは漫画やアニメ、小説やドラマを楽しんでいるとき、このヒロインにエッチなことをさせたいと妄想することはありませんか? 私はあります。
妄想を元に、オリジナルの登場人物、オリジナルのお話を作る方法を説明します。二次創作を書いている方にお勧めの方法です。
私は「アナと雪の女王」を観て、エルサ女王陛下にぐっと来ました。エルサは雪の女王で、触れるものを凍らせてしまうことができるので、感情を揺らさないよう、我慢して我慢して城に閉じこもって生きてきた。耐える表情がセクシーだったんです。
エルサが牢に繋がれているところでもうドキドキ。
アナ王女は誠実なクリストフとラブラブになりましたが、エルサは誰とも触れあえないんだな。恋人を凍らせてしまうかもしれないから。
エルサが雪の女王であっても好きだ! という男性が現れたら、最高の恋愛小説ができるのにな。
ディズニーアニメを観て興奮している女なんて私ぐらいなものでしょうが、エルサは、ポルノのヒロインにぴったりなんです。強大な力を持つ氷の女、女王陛下、金髪碧眼、白い肌、処女、それでいて不遇で哀れでかわいそうなのですから。
そこで私は、破滅姫のお話を考えました。「姫が手を触れるものみな破滅する」という予言を受けたお姫様です。
なんでそんな予言を受けたか? 継母が継子いじめをしていることにしよう。
破滅姫なんて王宮に置いていけないから、辺境の地方城で城主として暮らしていることにしよう。
破滅姫と恋愛する男性には、「不吉な予言を信じない、合理的な考え方をする男性」にしよう。
なぜその男性が地方城に来るのか? 地方城では、辺境の騎馬民族と戦争をしていて、軍師として派遣されたことにしよう。
そうやって考えを発展させていって書いたのが「破滅姫と淫呪の帝笏」です。
(私はAmazonのアソシエイトとして、適格販売により収入を得ています。)
「ワンピース」のドレスローザ編ででてきたレベッカ姫にも興奮しました。レベッカ姫は悪政を敷いた前国王の忘れ形見で、国民のブーイングを浴びながら、女剣闘士としてコロシアムで戦っているのです。
お姫様で女剣闘士! ビキニ鎧! 美しくて強い! お姫様自身には何の落ち度もないのに、国民の非難を一身に浴び、罵倒される。これはもう、エロコミックの凌辱物のヒロインですよ。
そこで私は、敵国で、非難を浴びながらコロシアムで戦う剣闘士(元はお姫様)を男性主人公が助けてあげて、母国に送り届けるお話を考えました。
仲の悪い二つの国。王族交換を行い、お互いに王子王女を人質にすることにより、戦争抑止力とする。でも、A国の王子様が、B国で死んでしまい、B国の王様は預かっていたお姫様を剣闘士奴隷に落とした。
お姫様を届ける人は誰にしようか。騎士、大工、料理人、執事……。そうだ。配送人にしよう。どんな荷物でも届ける配送人。
そうやって考えを発展させて書いたのが「闘技場の戦姫」です。
小説や漫画やドラマ、映画を観ていて、このヒロインいいなぁ、このヒロインにエッチなことをさせたいと思い二次創作を書く人は、さらに一歩進んでifを考えてみましょう。
このヒロインがもしも××だったらどうなるか?→○○になる。→○○をするためには□□が必要だ、というふうに、連想ゲームでお話を膨らませていくのです。
そしてできあがったお話は、元のお話とは全く違う、あなただけのオリジナルストーリーになります。このやり方はとても楽しいし、筆が進みますよ。元にするのはエロ媒体ではなく、健全がいいですね。健全を不健全に換骨奪胎するというのは、ポルノ作家の醍醐味ですから。
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