マジカルバナナ(連想ゲーム)で小説を書こう
前回のnoteで、すでにあるお話のifを考えて、連想ゲームでお話を膨らませていくと、まったく新しいあなたのオリジナルストーリーができると説明しました。
今回は、連想ゲームでお話を作る方法をさらに詳しく説明します。
マジカルバナナという連想ゲームがあります。
バナナは黄色い、黄色いはレモン、レモンは酸っぱい、酸っぱいは梅干し、梅干しは弁当
という風に、○○から××、××から△△を連想していく方法です。
私が美少女文庫で小説を書くとき、「妹で書いて」とか、「今回は義姉でいきましょう」「エルフで」「メイドで」「お姫様」という風に、編集者にお題を与えられます。
エルフと指定されたとき、
エルフ→自然が好き→山→スローライフ→ほのぼの→ハッピー
と連想し、自然が好きなエルフが恋人と一緒に山でスローライフする、ほのぼのとしたお話を書こうと考えました。
さらに連想ゲームを続けます。
自然が好きなエルフが山でハッピーということは、今はハッピーではないということ。
奴隷狩りにあって、治療院に閉じ込められるようにして魔法治療師として働いてきた娘にしました。
次に男性主人公を考えます。山暮らしをらくらくとやっていけるのは、体力のある大人の男性でしょう。
体力のある大人の男性が山暮らしなんて隠遁生活を送る理由って何だろう? 追放されたことにしよう。追放の理由はどうしよう? そうだ。竜殺しの勇者だけど、竜は観光資源だったから疎まれていることにしよう。
そうやってキーワードを連想で繋げていき、できた小説が、「エルフ嫁と新婚スローライフ」です。(私はAmazonのアソシエイトとして、適格販売により収入を得ています。)
お話を考えるとき、いきなりパソコンの前に座らず、白い紙にキーワードを書いて、やじるしで繋いでいくといいですよ。頭の中にごちゃまぜに入っているものが、紙に書くことによって整理されるので、お話を簡単に作ることができますよ。
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