忙しいふりして昨年と同じことばかりやってはいないか?
Jクラブの取り組みに関するこんな記事を読みました。
前者は松本山雅がコアサポーター(コアファン)だけでなく、にわかファンを巻き込むために長年工夫改善してきた話。後者は横浜FCが今年デジタルマーケティング領域で様々な改善をしてきた話。
いずれも過去の慣習にとらわれず、クラブの未来を作るために新しい挑戦をしている話がメインです。
両クラブの実績について語るnoteではありませんが、記事を見て感じたことは「自分は新しい挑戦ができているのか?」という自戒です。
スポーツビジネスは、まだまだIT化が進んでいなくて良くも悪くも泥臭い作業が多い領域だと思っています。ひたむき地道にコツコツ向き合うことはもちろん大切ですが、一方で効率化できることもたくさんあります。仕事した気にさせてくれる作業ばかりやっていても、本当の意味では前には進めません。
何より、新しいファン層を獲得しようとしているのに、昨年の取り組みの延長線上にあるような施策ばかりやっていては、なかなか難しいと思います。
ちょっと雑な言い方ですが、選手紹介のTwitter投稿をいくらブラッシュアップしたところでそれは選手紹介でしかなく、「Twitter投稿を見てスポーツ選手を好きになってもらう」範疇からは出ませんし、それ以上の新しいファンはなかなかつきにくい。
「人物紹介」と捉えてスポーツ以外の趣味や嗜好に振り切るとか、全く別のプラットフォーム・全く別の形式にするとか、そもそも選手紹介じゃなくもっとずらした別の企画にするとか。
構造そのものは変わらない枝葉のみの変化では、これまでにない大きな結果は生まない。
僕自身がそんな壁にぶち当たることが多いので、文字通り自戒を込めて、無理やりスポーツに絡ませて書きました。
おわり。
ありがとうございます。本を読むのに使わせていただきます。