
元iemo共同代表 熊谷氏のスポーツテック参入で感じた日本のスポーツスタートアップの夜明け
2016年5月11日、とってもワクワクするニュースが飛び込んできました!
元iemo共同代表の、熊谷祐二氏が2015年11月に設立したSkyball社が、スポーツ×VRのメディアを正式リリースしたというものです。
参考:iemo創業期メンバーが立ち上げたのは“サッカー×VR”の新メディア「サカチャン」 | TechCrunch Japan
記事内でも「VRやARを使うことでスポーツの新たな視聴体験を提供していくという」と記載されているように、メディアで拡大していく「だけ」ではなく、これからVR/ARをはじめスポーツテックの領域で事業を展開していくとのことです。
VRと相性抜群の領域に、実績ある若き起業家が参入
2016年はVR元年と言われ、先日もJapan VR Summitが大々的に開かれるなど、VRは大きな盛り上がりを見せ始めてみます。僕も参加してきました。
参考:吉田修平氏らキーパーソン4名がVRについて語った「Japan VR Summit」の「VRがもたらす大変革」レポート | GamesIndustry.biz Japan Edition
VRの発展はスマートフォン以来の大変革と言われ、普及にはまだ時間がかかるとされているものの、大きな可能性が示唆されています。VRは様々な領域に影響してくると言われていて、スポーツも観戦体験やトレーニングなどが大きく変化すると考えられています。
本noteでも何度かスポーツ×VRについては触れています。
参考:「狩りにいこうぜ!」のノリでフィットネスジムに通う日がくるかもしれない
そんなVRと相性が良いスポーツの世界に、実績十分の若き連続起業家である熊谷氏が参入しました。
熊谷氏は東京理科大学在学中に検索エンジン開発のフォリフを創業した人物。2014年4月に当時、iemoを創業したばかりの村田マリさんから声がかかり、同社の共同代表という立場となった。
引用:起業家の新たな旅立ちーー元iemo共同代表の熊谷氏が「スポーツ×VR」サカチャンを公開
その後iemoは急成長をとげ、DeNA社に買収されました。当時、衝撃を受けたのを覚えています。
参考:DeNAがiemoとMERYの2社を計50億円で買収、キュレーション事業に参入
iemoやメルカリのように、実績ある連続起業家が引っ張る企業(事業)は急成長を遂げる可能性が高く、それがスポーツテック、引いてはスポーツスタートアップの領域で起こるんじゃないかと思うと、ワクワクがとまりません!
日本のスポーツテックには大きなチャンスがある
VR/ARは、先10年大きく伸びていくと予測される市場であり、特にこの2〜3年は様々なスタートアップが興ったり大手企業の参入が考えられます。また、グリーとフジテレビがVR領域で業務提携したように、スタートアップやベンチャー企業と大手企業の協働もどんどん増えるでしょう(グリーはもはや大手企業ですが)。
あえて、短中期的な視点で考えると、日本のスポーツ×VR、引いてはスポーツスタートアップには大きなチャンスがあります。
そう、2020年の東京オリンピックです。
日本全体でスポーツの機運が高まり、ヒトもカネもスポーツに集まるであろうこの数年に、ちょうどVRの急速発展期が重なっています。
スポーツ×VRでは世界的に見てもまだまだプレーヤーは少なく、日本のスタートアップも戦っていけるのではないでしょうか(日本のスポーツ界の現状を考えると、技術力が高いスポーツスタートアップができて、大手企業に買収されるor提携することで拡大させる流れでしょうか)。
今回のように実績ある人(や企業)の参入は、注目を集めるだけでなくヒトもカネも集まりだすと思います。同様な参入も増えていくことでしょうし、これからのスポーツ×VR、スポーツスタートアップの発展が俄然楽しみになりましたね!
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