部活の同窓会で感じた"その部活っぽい雰囲気"
今日は地元山梨で、高校時代の陸上部の同窓会でした。
同期だけの会というわけではなく、顧問の先生の還暦を祝うため歴代の部活生が一堂に会しました。総勢109名、15世代くらい集まったんじゃないでしょうか。とにかくすごい数でした。
高校生当時に交流があったのは前後2〜3学年の先輩後輩が主なので、今日メインで話す相手もそちらになります。どの部活にもいると思いますが、全国クラスの実績を残したりオリンピックに出場した伝説的先輩や、黎明期の先輩方(とは言え10歳くらい上がMAX)は存じ上げているけどなかなか声をかけにくい存在。(そもそも僕の人見知り)
スクリーンに歴代選手の大会映像を流したりしていると、各々当時の記憶が蘇りあちらこちらで昔話に花が咲いていました。面白いのは、ずっと現場で関わっていた顧問の先生はその一つ一つのエピソードを体験しているということ。
僕らにとっては3年間の高校生活だけど、先生にとっては20年以上の顧問生活。(ちゃんと話を聞いていなかったので何年か忘れた)。
先生個人が把握しているだけじゃなく、体験したこと無いはずの諸先輩のエピソードを僕らも知っていて(口伝てとか)、思い出を共有できている感じが面白かった。僕らの部活ならではのカルチャーがあった。
おとなになる直前の多感な10代に生活のド中心として濃密に過ごした3年間は、間違いなく自己形成において重要な時期であるとともに、脈々と受け継がれるカルチャーの担い手になれた特異な時期だったんだなぁと思いました。
うまく言語化できないけど、これが伝統なんだと思う。「春先に山に行って坂道ダッシュを死ぬほどする」みたいな表向きの伝統が語られることがおおいけど、部活の伝統は、多感な時期にどっぷりと浸かる"その部活っぽい雰囲気"なんだろうな。
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「部室に置きっぱなしだったので持って返ってください!」と、歴代部員の賞状や盾が会場にたくさんありました。こんな盾持ってたんだ。