12/1096 『寒いね』と子どもが言ったら、『うん。寒いね』と返したい
学生時代から結婚式場で働かせてもらって、
何百人もの主賓のご挨拶を聞いてきましたが、
その中でも特に印象深く私の心に残っているスピーチがあります。
それは
『寒いね』とどちらかが言ったら、
『寒いね』と返すご夫婦になってください。
というものです。
『寒いね』と言われたら
『ストーブ付けたら?』とか『薄着だからじゃない?』とか言いたくなってしまうけど、
まず相手の気持ちを受け止めて寄り添ってください・・・と、
穏やかな関西弁で話されていらっしゃいました。
これに通じる話で、
喧嘩しているカップルがいて
彼女の方は愚痴を聞いて欲しいだけなのに、
彼氏の方がアドバイスをしてくる・・・嫌すぎる・・・っていうのは、
私たちの時代にはあるあるな話でした。
その時は「わかってほしいだけなのにね!」と友だちに共感し、
男ってやつぁーマジで何にもわかっちゃいねーな!と思ったものですが、
今自分が【親業】というものを勉強し始めてみて
子どもに対してその愚彼氏と同じようなことをやっているなと気付きました。
『お腹が減った』と言われたら
『おにぎり食べる?』だとか
『弟が噛んできた』と言われたら
『噛むのはダメだよ』と言ってみたり。
言いがち・・・
言いがちなんよ・・。
これを、
『お腹が減った』と言われたら
『夕方だもんね、お腹が減るよね』。
『弟が噛んできた』と言われたら
『ケガを見せて。痛かったね』。
一つ一つの言葉と気持ちを、
そのまんま受け止めること。
これを意識するようになってから、
子どもたちとの会話が穏やかになっていっています。
子どもに対してやっていたということは、
これは自分自身にもやっていたんだよなぁと思います。
受け止める。
そしてその感情を許して受容する。
それから、どうしたいか。
このプロセスを大事にし始めて、
自分との関係も子どもとの関係も飛躍的に変わっていっていることを感じます!
それでは、また明日♡