導入で1分間フラッシュカードを使い、授業を安定させる。生活をする場面と結びつけ、時計をテンポ良く読ませる。
1.導入は1分間フラッシュカード使う。
正進社から出ている時計の1分間フラッシュカードがある。
この1分間フラッシュカードを使い、「なんじなんじはん」の読み方を楽しく読んだ。子どもたちの集中力が上がっていき、とても盛り上がる。
いきなり始めるのが良い。
2.教科書の絵を使う。
指示 「学校の絵があります。一番左の絵を指さします。」
発問 「何の絵ですか。」
指示 「時計を読んでごらん。」
教科書の見開き2ページの絵を使う。
3.時計の針を読ませる。
時計の針の読ませ方は「向山洋一教育実践原理原則シリーズ①」河田孝文氏の論文に書いてある。
①長針と短針の相関関係(長針1周で短針が1時間分動く)
②短針の目盛りの読み方(○時)
③長針の目盛りの読み方(○分)
④短針と長針を合わせた時刻の読み方(○時○分)
5分とばしで読ませていく。10分とばしで読ませていく。ランダムに問題を出していく。というふうに、段階を踏んで、たくさん読ませていく。
4.生活場面に結び付ける。
授業だけでは時計を読めるようになるのは難しい。学校生活の中で身につけていくのが大切である。
「休み時間は何時何分までですか。」
「給食は何時何分からはじまりますか。」
学校生活の中で子どもに繰り返し、時計を読む習慣をつけていく。
【参考文献】『向山型算数教え方教室』2013年2月号P28~P29
『向山洋一教育実践原理原則シリーズ①』河田孝文氏の論文