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土木の男性育休座談会~堀口 智也さんにインタビュー~
土木の男性育休座談会に登壇していただく、堀口智也さんのインタビューです。
育休の取得期間を教えてください。
2021年9月から11月30日までの約3か月間です。
9月1週目はリフレッシュ休暇を利用したため、育休期間としては3か月未満です。
御社の育休制度の概要を教えてください。また、御社独自に特色のある制度はありますか。
子が1歳になるまでです。保育園に入所できない等の特別な事情がある場合は最長2年取得可能です。
男性は産後8週以内に育休を開始し終了することで再取得が可能となります。
両親ともに育児休業を取得する場合、休業期間は産後1 年2 カ月までになります(パパ・ママ育休プラス制度)。
取得に際して周囲の反応はどのようなものでしたか。
みなさん好意的にとらえてくださりました。
特に上司や先輩は、貴重な時間なのでしっかりと育児に専念してほしいといったような育児経験者(?)としてのメッセージとともに応援してくださりました。
取得に至るまでの、家庭内の話し合いや、上司の方への相談など、経緯を教えてください。
妊娠がわかる前から、漠然と育休は取得したいと考えていて、妻ともそのようなことを話しておりました。
会社として、男性育休に力をいれているような面もあり(男性育休100%プロジェクトなどというものに参加していたり)、男性育休へのハードルは低めな前提はありました。実際、上司に妊娠を報告した際には、「おめでとう、何か月休む?」と聞かれるなど、すんなりと育休取得は決まりました。
取得してよかった点はどのようなことですか
・子の貴重な時期に長く一緒に過ごせたこと
・産後の妻のケア(体力面、精神面)をしっかりできたこと
・仕事から3か月も離れたこと(仕事から一歩離れて、自分のキャリアや仕事の仕方について考え直すきっかけを作れました)
育休中に家庭内で工夫したことがあれば教えてください。
・毎日の献立を考えて、ご飯は基本すべて私が作るようにして、妻の負担をなるべく減らすようにしました。
・外の空気を吸う。コロナでなかなか出かけられない状況でしたので、近所の公園によく行きました。
・夜は早く寝る。
取得に関連して、もっとこうしておけばよかった、という点はありますか。
金銭面でのテクニックをもっと知っておくべきでした。例えば、ボーナス月の月末に育休を取得していると社会保険料がお得になる等。
育休後も積極的に育児に参加するために、会社に変わって欲しいなと思うことはありますか。
社会に対しては、育児をあたりまえにやる男性がふえることが一番なんじゃないかなと思います。
上司、同僚については現状で十分ご理解・ご配慮をしてもらっているので、特にありません。
建設産業、土木産業で男性の育休取得を促進するために必要と思うことは何ですか
タイトな工期の仕事をなくす?(笑)そうすれば仕事人間が減って、心に余裕が生まれて、育児に目を向ける人や育休をとろうと思う人が増える気がします。
育休制度がもっとこうであれば嬉しかった、という点はありますか
強いて言うなら、育休終了前に週休4日の週、週休3日の週・・・・という感じで徐々に仕事復帰できるみたいなことができるといいかもですね。
これから育休を取得する、しようかどうか考えている男性へ、アドバイスがあればお願いします。
悩んでいるなら取得するしかない。絶対後悔させません。
土木の仕事ばかりの人生のなかで、少し違う仕事(育児)をやってみるのもいいんじゃないでしょうか?
育休後の働き方については、何かアドバイスはありますか
復帰直後1週間くらい(うまくいけば数週間)は、浦島太郎として扱ってくれると思いますので、のんびり仕事をしましょう。わからなかったら、大半のことは「復帰したてなんで・・・」で済ますことができます。
座談会の詳細は、以下のリンクをご覧ください。