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レインボーブリッジ主塔登頂ツアーに行ってみた!

皆さん、こんにちは!
若手パワーアップグループのTです。

本記事は我々若手パワーアップグループが土木の魅力を発信するべく、土木にまつわるツアーやインフラツーリズムを体験した感想を綴っています。
前回投稿した首都圏外郭放水路体験ツアーに続いて第3回目の投稿になります。

今回の舞台は東京都のシンボルともいえる“レインボーブリッジ”です!

きっと誰もが一度は耳にしたことがあろうレインボーブリッジ。
皆さんはレインボーブリッジへ行ったことはありますか?
国内でも屈指の橋として有名ですが、ドラマや映画の舞台としても度々登場していますよね!
私がレインボーブリッジと聞いて真っ先に思い浮かぶのは織田裕二さんの踊る大捜査線です。

今回はそんなレインボーブリッジについて、首都高速道路株式会社様のご協力を経て、通常登ることのできない主塔へ特別に登頂させてもらえるということで、「主塔登頂ツアー」へと参加してきました!
ぜひ最後まで読んで頂ければ幸いです。

◆レインボーブリッジについて

首都高の皆様にご協力頂き実現した今回の主塔ツアー。
私自身も写真はSNSやテレビで見たことあるものの、実際に現地へ足を運んでまじまじと見るということはなかったのでとても楽しみでした。

ところでレインボーブリッジってどのような構造をしていて、どのような目的でつくられたかご存知ですか??
観光スポットっていうイメージが強いのですが、れっきとした土木構造物でしっかりとインフラの役目を果たしています。

そもそもレインボーブリッジは東京都心と東海臨海部(台場地区)をつなぐ重要な複合交通施設を目的としてつくられたそうです。


構成としては上下二重構造となっていて、上半分は高速道路である首都高速11号台場線、下半分は新交通システムゆりかもめと一般道、そして一般道の両脇に遊歩道が通っています。
遊歩道は解放されている時間帯であればどなたでも歩くことができるそうです。

https://www.hido.or.jp/wp-content/uploads/2023/10/2310torikumi_shutoko.pdfより引用


橋の構造形式は「吊橋構造」となっています。
吊橋構造とは、主塔の間をわたる主ケーブルから垂らしたハンガーロープで橋桁を吊って支える構造の橋のことをいいます。
当時の選定にあたっては、経済性や施工性の他にも、羽田空港から遠くない場所に位置することから航路による制限、空域制限などレインボーブリッジならではの制約があったとお話されていました。

◆主塔ツアーの様子

迎えた当日。
集合場所は都心側の最寄りとなる芝浦ふ頭駅です。
(逆サイドの最寄り駅はお台場公園駅となっており、通常のアクセスとしてはお台場へ遊びに行くついでに行けるのでこちらのほうが便利かもしれません。)

ちなみに今回のツアーは、前回の首都圏外郭放水路に続いて土木系ユーチューバーのジョウ所長にもご参加いただき、他には若手パワーアップグループのメンバー、建コン若手の会のメンバーの方、土木学会の事務局の方などなど、様々な方々にご参加頂きました。

集合の様子

皆さん揃ったところで早速レインボーブリッジへ向かいます。
駅から現地へ向かう道中でレインボーブリッジが見えてきましたが、既に迫力満載です!

駅から数分後(だいたい5分くらいだったと思います。)アンカレイジに到着しました。
首都高の皆様に出迎えて頂き、まずはレインボーブリッジの歴史をご紹介頂けるということでアンカレイジ内のお部屋へとご案内頂きました。
ちなみにアンカレイジは、ココです!

実はこのアンカレイジ、橋の構造物としてとっても重要なんだそうです!

主ケーブルと繋がっているそうで、この主ケーブルに目一杯かかる張力をアンカレイジの重量で支えているそうです。
当時レインボーブリッジの施工がはじまる際、まず最初にアンカレイジの工事に着手し、構築後、他の橋構造部分(主塔や橋桁)をつくったそうです
橋全体を支持している大きな基礎のような役割を果たしているということですね。

その後、レインボーブリッジに纏わる歴史をお伺いしたのち、館内に展示されていた模型たちを少しだけ観察させて頂きました。
残念なことに普段は非公開だそうで、今回は特別に拝見させて頂きました。

使用実績として展示されているケーブルや実際に風力実験等として使用された模型等が飾られていました。

◆主塔の登頂

アンカレイジ内をご説明頂いたあとは、メインである主塔への登頂です。
みんなで主塔の麓まで歩きます。
ヘルメットと軍手、安全帯を装着してから、作業用エレベータで登ります。
レッツゴー!

予想より速かったエレベータの速度に驚きながら、2,3分ほどで頂上付近まで到着。
その後昇降設備を登って頂上までたどり着きました。
こちらが主塔の頂上から見た景色です!

お台場方面の景色
芝浦方面の景色

壮観です!
東京湾を覗いて漁船はもちろんのこと首都高を走る自動車や、お台場、東京タワー等が一望できました。
海面から主塔頂上までのその高さは137mだそうです。
その高さゆえ、高所恐怖症の方は少し厳しい表情をされていました(笑)
映像で見たい方は最後にYoutubeのリンクも貼っておきますのでぜひご覧ください。

個人の意見としては、眺めが良いということはもちろんだったのですが、海上に橋が架かりその上を電車や車が走っている光景を目の当たりにし、やっぱり土木って最高だなぁと思いました。
まさにゼロからつくるものづくりを感じた次第です。

最後に記念撮影もして無事に主塔ツアーも終了しました。
首都高の皆様、お忙しいところご協力頂きありがとうございました!!

宜しければyoutubeの方もご覧ください!
では、また次回の投稿をお楽しみに!

Youtube前編(ジョウ所長)

Youtube後編(土木学会TV)


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