土木の男性育休座談会~髙山 武志さんにインタビュー~
土木の男性育休座談会に登壇していただく、髙山武志さんのインタビューです。
育休の取得期間を教えてください。
2021年9月中旬から11月中旬の、約2ヶ月間です。
御社の育休制度の概要を教えてください。また、御社独自に特色のある制度はありますか。
子が1才に達する日までの間です。保育所に入所を希望しているが、入所できない場合は最長で2才に達する日まで取得可能です。
特色のある制度はありません。
取得に際して周囲の反応はどのようなものでしたか。
所属する部署で初めての育休取得者であったため、多少の戸惑いはあったと思いますが、批判する声はありませんでした。
取得に至るまでの、家庭内の話し合いや、上司の方への相談など、経緯を教えてください。
妊娠が分かってから育休を取得することは考えていました。2021年7月に現部署に異動になる際に、真っ先に上司に育休取得する旨を伝え、取得時期等を相談していました。
取得してよかった点はどのようなことですか
育児の大変さを実感でき、母の偉大さ、妻のサポートの必要性を感じることができました。また、生後1、2ヶ月の子供の成長の速さも感じることができ、貴重な経験ができたことが良かったです。
育休中に家庭内で工夫したことがあれば教えてください。
夜中の授乳が大変だったので、昼間に妻に寝てもらうことで、睡眠時間を確保していました。
取得に関連して、もっとこうしておけばよかった、という点はありますか。
もう少し長期間(半年、1年)で取得すればよかったと思います。生後4ヶ月の時に、昼間のぐずり具合がひどく、妻も精神的にやられてしまっていた時期があるので、もう少し長く育休を取って妻のサポートができればよかったと少し後悔しています。
育休後も積極的に育児に参加するために、会社に変わって欲しいなと思うことはありますか。
現部署にはフレックスタイム制度が導入されていないため、妻が保育園の送り迎えをしています。負担を分散するためにも導入をお願いしたいと思います。
リモートワークも制度としてはあるものの、運用まで至っていないので、働き方の自由化を進めてほしいと思います。
建設産業、土木産業で男性の育休取得を促進するために必要と思うことは何ですか
業務の属人化の解消や働き方の見直しが必要かと思います。育休が取れない原因として、自分が休むことで与える職場への影響、同僚への負担を考えてしまうことにあると思うので、属人化している業務を見直すことや育休中も制限付きで業務ができるような制度が必要かなと思います。
育休制度がもっとこうであれば嬉しかった、という点はありますか
取得期間を小分けにできれば良かったなと思います。
(2022年10月1日~は夫婦ともに分割して2回取得可能)
これから育休を取得する、しようかどうか考えている男性へ、アドバイスがあればお願いします。
上司、同僚へは早めに相談したほうが良いかと思います。あとは社内制度の確認や育休取得経験者に話を聞くなどして、取得までのスケジュールを早めに決めることをおすすめします。
育休後の働き方については、何かアドバイスはありますか
会社や業務内容によって様々かと思いますが、いきなり飛ばしすぎないようにしたほうが良いかと思います。育休後が身体的にも精神的にもしんどいので、社内にある制度、リモートワークなどをフル活用して、少しでも負担を軽減しながら業務を進めることをおすすめします。
座談会の詳細は、以下のリンクをご覧ください。