20240409
今日は仕事のすきま時間に、近くで行われていたあるイベントに参加した。終わってからその場を出たら、おばあちやんに微笑まれたので微笑み返した。
そのまま同じ方向に歩いていたら、そのおばあちゃんに話しかけられた。
「あそこは何しているの?いつも」と。
イベントの会場はガラス張りの場所だったので外から何かをやっていることは歩いている人から見える形になっている。
いつも色々やってて今日は防災バックの会だったんです〜と教えた。
そう、防災バックの会。私は心配性が高じて防災バッグを作るのが割と好き。結果安心できるし、何を入れるか考えるのも、100均の簡易トイレ比べのYouTubeを見たり、防災グッズを検索してこんなのがあるんだ〜と知るのも楽しい。
成人式での贈呈品でこれまでスタバのタンブラーだったのに懐中電灯が配られた時まわりはがっかりしていたけれど、私は密かに喜んだ。
防災バッグの会は、話を聞く形だったけれど勉強になったし、新しい発見もあり楽しかった。
おばあちゃんには感想は伝えなかったけど、そのあと歩く道が一緒だったから、この街も変わったわよ〜の話になった。
私が働く街が少しずつ変わった、昔よりすごく変わったことは、周りの大人から沢山聞いていたから、同調した。
おばあちゃんは、私に若くていいわねって言って顔も小さいしって言ってくれた。それからまだ10代でしょう?と聞かれたから、
嬉しいー!ありがとうー!24歳ですー!と答えた。
おばあちゃんは、私がまだ10代だと本当に思ったみたいですごく驚いた顔をしていた。
人が驚く顔、そのまんまだった。
🫨こんな感じ。
それから、24歳ならいちばんたのしい時でしょうと聞かれたから、なんか話したくなっちゃって、1か月くらい前に恋人と別れたんですと、だからあんまり食欲なくて、痩せて顔がちっちゃくなってるのかもって言ってみた。
そしたら、あらーって、おばあちゃんは困った顔をした。表情豊かな可愛らしい人だった。
それから、私も結婚する前に4年間付き合った人と別れたわよって。昔の話を教えてくれた。
どうしても田舎に帰る彼の土地に馴染める気がしなかったって。一度帰ってみたし、彼は絶対あなたの味方と言ってくれたけど人の気持ちがいつまで続くか分からないのに、そんなところに行っても私は1人にってしまうでしょうと決断したらしい。懸命なおばあちゃんだった。
そのあと2年間はお見合いの話があっても断ったって。それくらい気にかけた人だったって。だからあなたの気持ち分かる、私も食欲ずっとなかったわって言ってた。
そんな話を聞きながら、私まだ占いとかやって一喜一憂しちゃってます!彼のことをまだ好きなのは確実なのに、大嫌いと思ったりまだ全然、なんにも思い出にできてません!自分が悪かったと思うと、謝りたくて、挽回したくなって、連絡しそうになります!考えたくないときタバコ吸いに行ったりしちゃってます!なんか、おばあちゃんみたいな賢明な判断をして、相手を思ってるけど別れたとかじゃないんです。彼を沢山傷つけて、自分勝手で。などと心の中で思っていた。
だけどそのあと、でも焦らないことだよって教えてくれた。そしたらきっといい人が現れるよって。そうですよねと言いながら、脳内の思考を停止させた。
おばあちゃんは一年前に旦那さんが亡くなって1人で寂しくもあり、いなくなって楽な気持ちもあるわって笑ってた。
最後に「偶然だけど話しかけたら、話が合ったわ、これもご縁だからね」と笑ってくれた。
出会いは近くにあるんだって教えてくれた。
80歳のおばあちゃん。
24歳の私。
おばあちゃんにも、ずっと昔、おばあちゃんの人生にさまざまな人との関係があるんだよね。当たり前なのだけど、私は彼しかいないって思いすぎているのかもしれない。まだ人生は長くて、私はまだ24歳だった。
よかったら働いているお店に来てくださいって伝えた。
また、会えるといいなと思う。
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