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✈らべあろ企画【アナタならどう詠む?】 狐火で一句


こちらの企画に参加させていただいています。

ラベンダーさんとalohaさんの、素敵な冬の企画。
バトンを回して下さった方ご指定の季語で俳句を詠み、次のお目当ての人に、自分で選んだ季語と共にバトンを回して、俳句を詠んでもらうという企画。

今回は、鮎太さんからバトンをいただきました。ありがとうございます。

鮎太さんと言えばですよ、皆さま。
俳句幼稚園でも、みんなの俳句大会でも、俳句ポストでも、きらっきらに光っていらっしゃるお方。光っていらっしゃるのに、しっかりと大地に足がついていらっしゃる。芯の太さと、細やかさと優しさを持ち合わせた、素敵な方です。
私は鮎太さんのnoteの、主に俳句の記事にしかお邪魔していませんが、他にもいろいろ素敵な作品を書いていらっしゃると思われます。

そんな鮎太さんが、季語「重ね着」で詠まれた御句は:

重ね着や何はともあれ良き故郷

まるっと温かさに包まれるような、ザ・鮎太さんという素晴らしい御句。読ませていただいたこの感動!ぜひ、鮎太さんの記事をご覧ください。

さて。
鮎太さんが下さった季語は、
狐火(きつねび)

狐火(きつねび)三冬
【子季語】
狐の提灯
【解説】
冬の暗夜、山野に見える怪しい火。鬼火、燐火などの類である。狐が口から吐いているという俗説に基づく。

きごさい

今住んでいる、アメリカの地の暗夜に見えるものと言えば、家々のクリスマスイルミネーション。
ということで、日本の狐火とアメリカのクリスマスの、コラボレーション句で参ります。

狐火や飛び乗るTHE POLAR EXPRESS急行北極号


ポーラー・エクスプレスという、1985年にアメリカで出版された絵本、または、その絵本を元に、2004年に公開されたファンタジー映画をご存知ですか?
そんなに知名度は高くないと思われます。そう思いながらの、独りよがりな一句。おつきあいいただけると、嬉しいです。

(あらすじ)
クリスマスイブの夜、サンタクロースを信じられなくなった少年のもとに大きな蒸気機関車が突如現れる。それは北極点へとむかう汽車だった。その蒸気機関車「ポーラー・エクスプレス」は、少年のほかにもサンタを信じる少年少女を乗せて、さまざまな大陸、海上を走り続ける。その最中に起こる数々のスリリングな事件や不思議な出来事を通じて、少年たちは自分に必要なものに気づいてゆく。

ウィキペディアより

今回の私のアメリカ生活は二度目で、以前も2007年から6年間ほど、アメリカ南部の州に住んでいました。
当時はうちの子ども達は三人とも小学生。現地校に通っていました。
アメリカでは、ハロウィンを過ぎた頃から、国じゅうがホリデイムードになっていきます。うちの子ども達の小学校でも冬休みが近くなると、学校で授業時間にクリスマス関連の映画を観る機会が多かったようです。

その中でも、毎年毎年、学校でも友達の家でも、何度観たかわからないという映画が、「The Polar Express」でした。
実は私自身は、妙にリアルなこのCGアニメ映画に今ひとつ馴染めず、一度もちゃんと観たことがありませんでした。

それが今回のアメリカ生活が始まった一昨年のこと、二十歳を過ぎていた娘が、「ポーラー・エクスプレスが観たい」と、クリスマスイブに言うのです。「だってお母さん、クリスマスだよ。そりゃ観るでしょう?」と。
その時に初めて、私も最初から最後まで映画を観ました。映画の内容云々よりも(とても良かったです♪)、娘の心にクリスマスとして、こんなにも大きくこの映画が存在していることに、感動というのか感嘆というのか、おどろいた次第です。

と、いうことで。
冬の夜、もしかしたらどこかで狐火が、ポーラー・エクスプレスの光が、皆さまにも見える。かも?
なんていうことをこめた、一句です。

長文、失礼いたしました。
ぶっとんだ表記に、中八に、下五字余り。
俳句としては多分にアレですが、優しい楽しい企画ということでお許しいただけると嬉しいです。

では、お次にバトンをお渡ししたい方は。

ゆずさーん♡

私は、主に俳句幼稚園で交流させていただいている、ゆずさん。ですが、ゆずさんのnote界でのご活躍は、時々覗かせていただくだけでもびっくり。優しく温かく、実に多くの活動をされているようにお見受けしています。
ゆずさんの俳句が、私は大好きです。

ゆずさん、季語は「冬銀河」でお願いします。

冬銀河(ふゆぎんが)三冬
【解説】
冬の夜空にかかる天の川のこと。冴え冴えとした趣がある。秋の天の川と違っていくらか明るさが弱い。

きごさい

愛あふれるゆずさんが、冬銀河をどんな風に詠んで下さるでしょう。わくわく。超ご多忙だと思いますので、どうぞゆずさんのペースでよろしくお願いします!

ラベンダーさん、alohaさん、素敵な企画をありがとうございます。
長々とお読み下さり、皆さま本当にありがとうございます。