「信頼関係ってどうつくるの?」を考えるシリーズ(4)成長感を出す。

信頼関係シリーズ、最後です〜!
「成長感」を出しましょう!

【 成長を本人に実感させる 】ってことです。

「この先生と一緒にいて、成長したな」と思えばこそ信頼関係が築けると思います。成長を実感させるためのフレーズを集めてみました!

(1)「前のこと覚えてる?」

問題行動が多発していた子、勉強が全然できなかった子などが
長い時間をかけて成長した時、私はこんなフレーズを言います。
「前のこと覚えている?前はさぁ、全然〜ができなかったよねぇ。今はどう?」と、以前の自分と今の自分を比べさせます。

(2)「これって、成長っていうんだよ」

行事の後に言います。例えば、運動会が終わって、
「運動会が終わりました。みんなは1位になれませんでしたね。
どう思った?悔しいよね。”次こそは”って思うよね。
それってね、成長って言うんだよ。次へのがんばる意欲を
持っているじゃん。それが成長の証です。」のように。
あるいは、忘れ物が少なくなった子にも言います。
「忘れ物減った?それね、成長だよ。ちゃんと成長しているね!」
つまりは、「え?そんなことでも成長っていうの?」的なことも
しっかりと価値を付けてあげる必要があると思います。

(3)「成長しているからだよ」

文字をうまく書くことにこだわりがあって、うまく書けないとパニックになる子がいました。そんな時には、
「うまく書けないと、嫌になるよね?でもね、それも成長しているからだよ。赤ちゃんのときは嫌じゃなかったでしょ?でも、今はもっとこうなりたい、もっと頑張りたいって思っているんだ。心が成長して次のレベルに行こうしているんだ。成長しているなぁ」と。

本人に成長を実感させることは、信頼関係作りだけでなく、
本人の歩む人生にとってプラスの影響をたくさん与えられると思います。

その子その子にあった、成長の実感をこれからも工夫していきたいですね!

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