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ひとり休息旅、尾道「LOG」に身を預けた一夜

尾道旅記録、第一弾はこちら。


「LOG」おひとりさまプラン

今回のお目当ては「LOG」での宿泊でした。観光目的ではなく逃避目的だったので、できるだけ自分の心身の速度をゆるめられる場所選び。

「LOG」は、千光寺にあがる階段の途中にあります。電話をしたら階段の下まで荷物のピッキングに来てくださります。


繭に守られる306号室


案内されたのは、306号室。扉を開けると柔らかな白に包まれた空間が。

全て和紙職人さんの手で作られた空間なのだそう。テーマは「繭(まゆ)」。



繭の外には居間が。尾道の海景色を眺めることができます。ここに吹く風が気持ちいい。冷蔵庫で冷えていたフレーバーウォーターを飲みながらぼーっと過ごしました。


繭の中で読書をしていたら、夕暮れ時に。最高に綺麗。


夕食は一階のダイニングで


夕食は一階のダイニングで。暗く落とされた照明に心が落ち着く。この日は平日なのもあってか、貸切でした。贅沢だぁ。


季節にあった鍋をいただけるコース。この日はココナッツカレーでした。魚の出汁も使っているそうで、スープがとっても美味しかった。


「LOG」の軌跡を感じるギャラリー

昭和30年代のアパートを改装して作られた「LOG」。今の形になるまでに研究と実験を重ねられた軌跡を見られるお部屋があります。

個人的にはこの色のこだわりに圧倒されました。

貸切で本が読める予約制ライブラリー

チェックイン時に事前予約をして45分間独り占めで本が楽しめるライブラリーへ。

ここも適度に照明が落とされていてとても落ち着く空間。ひとりには贅沢すぎる広さとゆったりとした時間の流れ。


尾道のこと、料理のこと、建築のこと、そして詩。

ここでしか読めない「LOG」のために作られた詩が置いてありました。


屋上で夜の尾道の風を感じる

屋上も開放されていたので夜遅くに行ってみました。小さな灯りがちらつく尾道の街風景。たまに通る黄色い電車。海を行き来する船。自分の内側のざらつきがすーっと抜けていく感覚がありました。


その後は繭の中でしっとりと夜を過ごしました。


陽が入るダイニングで朝食

夜とは変わった顔を見せてくれるダイニング。差し込む光が柔らかく、あたたかかった。

朝ごはんは、いちじくときゅうりのサラダ、栗のパンケーキでした。ここのパンケーキがとても人気だそうで、SHOPのパンケーキミックスがよく売れるんだとか。

遅めの11:00チェックアウト

朝陽が差し込む繭はとても美しかったです。チェックアウトの時間までのんびり過ごしました。


スタッフさんもほんわりとした笑顔の方ばかりで、こちらまで癒されました。本好きだとお話しすると色んなスポットを教えてくださったので、一泊予定だったところを二泊で尾道に滞在することに。


次回、読書好きの小さな旅行屋さんが訪れた「本」「手しごと」をキーワードにした尾道スポットです。

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