【けもの道のコーチング】人に相談するハードルってけっこう高い
コーチングを受ける時、テーマ設定が一番大事です。
「自分の何をどうしたいのか?」
これを確定するところからはじめたい。
というか、コーチングでは、まずここからはじめます。
でもその前段階に大きな壁があります。
次のようなことが壁になって、あたりさわりのないテーマにしてしまうものです。
安心して相談できると感じる人が見当たらない。わからない。
弁護士さん、税理士さん、場合によっては陳情するときの政治家さんも、同じです。芸能や職人さんの師匠探しも似ているのではないでしょうか。
①テーマがテーマなので、話しても大丈夫と思える人がいない
ほかの人に話す中で解決策を探りたいのに、ほかの人には恥ずかしくて相談できない。
相談することで人間性を疑われたり、社会的立場を失いたくない。
こういったテーマの場合には、知人や尊敬する人に相談できない。家族に言えないこともある。
②まずは暴言を吐きださせてほしい。
最後は「自分の何をどうしたいのか?」なのだけれど、その前にきっかけになった腹が立った人への怒りを言葉を選ばずに吐き出したい。
怒りを燃焼しつくして次に移りたい。話を聴いて傷つく人や口外する人には話せない。
③アドバイスを欲しいわけではない。
アドバイスを欲しいのではない。最後に結果としてアドバイスをもらうのでもいいのだけれど。
アドバイスはたいがいは、その人が「正しい」「よいこと」と考えるゴールに向けてである。
受け入れを拒否するわけではないけれど、それについて率直な意見をやり取りしたい。
もらったアドバイスに意見や質問をすると、侮辱されたと怒り出す人や黙ってしまう人が多くいる。
こちらの意図が十分わかっていないのに、「わかった」と決めてしまうからアドバイスをしようとするのだろう。
説得したいわけではないので、このような人には話しづらい。
④自分のペースを受け入れてくれないと相手に合わせてしまう。
自分の考えるペースを乱されたくない。おそらく僕が考えるのに時間がかかるからだけれど。
相手がその時間を受け入れていてくれないと感じると、嘘ではないけれど本当でもないことを話して、その場をやり過ごそうとしてしまう。
「自分の何をどうしたいのか?」を自分の中にセットしてコーチングを受けないと、本に書かれているようなよくある答えを出して終わることになる。
「自分に必要な、すぐの行動に結びつく答え」とはならない。
コーチとクライアントの呼吸が合わないとこのようになる。
「話しをしても大丈夫」と感じて、クライアントが素直に話せるように整えるのが、コーチの役割です。
ただし、コーチがどれだけトレーニングしても、「人と人」。
相性というか、呼吸を合わせられる範囲、共感や理解ができる範囲は一人一人違うので、自分にあう人を探してもらうしかありません。
ホテルやデパートのコンシェルジュ・サービス(なんでも相談所)のように、「コーチを探すコーチング」もあり得ます。
安価~無料で体験コーチングや相談会を行っているコーチに「コーチを探すコーチング」を依頼してもいいですね。
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