
【けもの道のコーチング】「生き心地が良い町」は、いろいろなハードルが低いんだろうな
私が苦労してきた、「他者とのコミュニケーションの違い」について、感覚的に感じ取っていたことが何なのかわかった。
生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由(わけ)がある
岡 檀 (著)
「自殺が少ない地域の理由を探る」という本。
きずなが強かったり、互助組織がしっかりしている地域は、期待に反して自殺が多いという。
(恥だからと、悩みを言い出せないという)
少なくとも、日本でよくある常識
「自分のキャラクタを演じなければいけない」
「TPOに応じて、キャラクタを演じ分けなければいけない」
には無縁の地域。
自殺が少ないのはよいことではある。こういう街は、生きるのも心地良いだろう。
学校の授業で習っても、地域の集まりで勉強会をしても、市役所が街宣カーで連呼しても、こういう街はできない。
(「まちを明るくする運動」「いじめは絶対ダメ」などと言って、チラシを作って、パレードして配るなどの活動を知っている。気持ちはわかるが、実効性はないだろうなあ)
どうやって生き心地の良い街に変えていくかは、僕には今はわからないけれど、そこに住む人は、
夢、目標、やりたいことなどは、自由に思いつき、行動して叶えているのだろうと思う。
何かをやろうとしたときに足かせになるのは、
頼まれたことをやり残しているとか、
ある人にきちんと謝っていないとか、
あの人はきっと話を聴いてくれないという思いとか、
あの人の目が気になるとか、
あの人に恥をかかせるような目立ったことはいけないという思いとか、
直接は関係ないけれど、クリアしないと進めないもの。
本に書かれている町では、おそらくこういったことをあまり抱えていないのではないかな。
だから、町の人にコーチングをしたら、コーチングになるだろう、と思う。
あ、別にコーチングなんて文化がなくっても、
人がやりたいことを叶えられるよう、考えて動けるならそれでいい。
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