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ちょっと手伝うつもりが、いつの間にかCOOに。私がワカルクにのめり込んでしまった理由とは??

2020年8月、設立と同時にワカルクに参画した西村由希さん(以下、由希さん)。人材の採用から育成、社内業務のオペレーション構築など、ボードメンバーとして幅広い業務に携わっています。

入社当初「働くのは月50時間」と決めていたという由希さんが、ワカルクの面白さにのめり込んでいった理由に迫ります。


夫の転勤、子育てを経て復職。
でも、何だかモヤモヤ‥。

ワカルクに参画したのは、会社が設立されたのと同じ2020年8月。前職の先輩だった沙絵子さん(現ワカルク代表取締役・石川沙絵子)から「会社を立ち上げようと思うんだけど、手伝ってくれない?」と連絡を受けたのがきっかけです。

ワカルクを経験する前は、2004年に新卒で人材サービス会社に入社。法人営業に取り組んでいました。さまざまな業種のお客様を抱え、営業成績も好調。さらに自分のチームを持ってマネジメントにも挑戦させてもらっていました。
その後、夫の転勤をきっかけに2013年に同社を退職。以降は3児の子育てに励みながら、個人事業主として採用記事の制作や採用業務の代行といった仕事をしていました。

これらを経験して思ったのは、出社前提の仕事は、ライフステージの変化と共にキャリアが分断されてしまうリスクが高いということです。一方、在宅で行っていた個人事業主の仕事は、自分のアウトプットが価値を提供できているのか見えづらく......。少しさみしい気持ちも抱えていました。

そんな風に今後のキャリアに悩んでいたタイミングだったので、沙絵子さんからご連絡をいただいて、チャンス!と直感して。会社の立ち上げから参画できるなんて、人生でそう何度も経験できることではありません。「誰もが働きやすい社会を実現したい」というワカルクの想いにも強く共感し、入社を決めました。

ワカルクという「家」を整え、「らしさ」を加えていく仕事。

現在、ワカルクではCOO(Chief Operating Officer・執行役員)として、社員に心地よく働いてもらうための仕組みづくりをメインに行っています。創業当時は仕組みなんてもちろんなくて、沙絵子さんも私も自由にやっていました(笑)。でもメンバーが増えるにつれて、体制を整えなければ会社がぐじゃぐじゃになってしまう!と危機感を覚えたんです。

ワカルクという会社が「家」だとすると、それぞれの「部屋」で何をするかを決めて、「家族」である社員を各部屋に振り分ける。どこで靴を脱ぐのか、部屋の行き来はどうするかなど細かな決まりごとを整え、それを家族にわかってもらえるように伝える。そんな風に、一つひとつ社内体制を整備していきました。

他にも、「ワカルクならではの価値」をどうしたらお客様に提供できるのか考え抜くのも、重要な仕事。たとえば、あるスタートアップのお客様から、こんなご要望を受けたことがありました。「海外進出にあたって人事・労務のオペレーション構築を支援してほしい」と。ワカルクでは誰もやったことのない業務でしたが、沙絵子さんや私は、たとえお客様からのご依頼が知見やノウハウのない領域だったとしても、「やってやろう!」とワクワクする性分で。支援が成功したときは嬉しかったですね。

今、本当にワカルクにのめり込んでいます。正直、ワカルクに入社した当初はフルタイムで働くつもりはなく、「月50時間くらいなら手伝えます、仕事があればやります」というスタンスでした。今では考えられないですね(笑)。

「将来の夢は、ワカルク!」娘がそう言ってくれるのが、嬉しくて。

ワカルクには、元大手メーカー人事、元大手小売バイヤー、元弁護士事務所事務、元ベンチャー企業バックオフィスなど、業種・業界問わずさまざまなバックグラウンドを持ったメンバーがいます。COOとしての一番のやりがいは、やっぱりそんなメンバーたちの成長を支援できることですね。

以前、本格的なリモートワークはワカルクが初めてだというメンバーが入社してきたんです。働き始めの頃は社内のオンラインミーティングですらすごく緊張していて、「口角を上げていこう!」といつも励ましていました。それが今では、外部ミーティングでも堂々とファシリテーションをしていますし、お客様から「○○さんがいないと困る!」と感謝される存在になっています。

ワカルクは、絵本の「スイミー」をイメージした組織運営をしてきました。この絵本では、小さな魚が群れ集まって一匹の大きな魚の姿になり、広い海を泳ぐ姿が印象的です。組織でもそれは同様で、決して全員が特別なスキルを持っているわけではなくとも、一人ひとりの力が集まれば、何倍にもなってお客様に還元できるはず。だからこそ、各々の個性や得意なことをしっかりと理解して、お客様のご要望に合わせたチームを編成するのがCOOである私の役割。振り分けた業務が本人にぴったりとはまってうまくいき、お客様に喜んでいただけたときの気持ち良さは、何ものにも代え難いですね。

メンバーが仕事を通じて困難を乗り越える経験を積み重ね、晴れやかな顔で働けるようになっていくのを見るのが私の喜び。誇りを持てる仕事があるというのが、ワカルクそのものだと思うんです。

「誇りを持てる仕事」という点でいうと、小学5年生の末娘は「将来の夢は、ワカルク!」と言ってくれたのが心に残っていて。私の働く姿が彼女の目に輝いて映っているとしたらこんなに嬉しいことはないですし、メンバー全員が同じようにイキイキと働ける場所を提供し続けるのが、今後の目標です。

働きたいのは、「掛け算ができる人」。

ワカルクでどんな人と一緒に働きたいんだろう。それをこの1年くらいずっと考えていて、たどり着いた答えが「掛け算ができる人」。ご自身のキャリアでも働く情熱でも何でも良いのですが、今持っている「何か」に、ワカルクで得られるスキルや新しい働き方などの「何か」を掛け合わせて、自分を高められる方であれば素敵だなと思います。

また、お客様に喜んでもらえた自分の行動を振り返り、自信を積み上げていくことができる方であればなお良いですね。社内の体制や仕組みを整えるのは私の大事な仕事ですが、ときにはルールを求めすぎず、自分を信じて自由に、やりたいようにやってもらいたいんです。たまにみんなで食卓に集まって、いろんな話を持ち寄ってくれたらそれで良い。ワカルクは会社や組織ではなく、メンバーにとっての帰るべき家。そんな場所にしていきたいですね。


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