虚無がある

虚無とは何も存在しないこと。

でも虚無がある日ってあるよね。
脳内に「何もない」が存在して何故かキャパシティを圧迫している。

HDDのデータを抹消するために一度フォーマットしたあとに意味のないデータを書き込んでそれを再度フォーマットするというやり方があるけど、それの意味のないデータで脳内がいっぱいになってる日みたいだなとぼくは考えている。

なのにそれを翌日フォーマットしても正常に脳を働かせられるわけではないのがよくないところ。
多分ぼくの脳HDDは新しいものと交換すべき、古いS○a ga○e製に違いない。Se○g○teのHDD、近年はスペック向上して壊れにくいらしいね。スパコンにも使われてるらしいけど実はパソコン詳しい訳ではないのでよくわかっていない。

今日はこんな感じに脱線しかしないけどそういう日だと思ってほしい

なんかうつ病っぽいな~となってから半年しないくらい、実際に病院にかかってから多分2ヶ月くらい経ったけど今日、期間中でもかなり強めの虚無の日だった。スマホいじれる程度の復活をしたので備忘録として残しておく。

本当は人目につかない日記とかに記せば良いんだけど、せっかく生成した文章なら人目につくところに残しておいた方が、「クリエイターっぽい」を感じられて紙一重でお得なので恥ずかしげもなくnoteにつらつら書く。

昨日寝るところから目が覚めるまで

友人の家で友人の作った海鮮パスタをいただいていた。他にもサークルの友人が何人かたむろしていたが食べ終わった瞬間にまともに話すこともなくぼくは寝落ちした。
病気してるマンだからこそ友人に会っている間は遊びたいという願望が非常に強いが、見事に寝落ちた。最近は一日15時間以上寝てるのがデフォなんで、まぁいつも通りといえばいつも通り。
病気に理解のある友人じゃなかったらこれだけで縁を切られる案件なんだけど幸いにも病気を理解してくれていて非常に助かっている。

目が覚めたら深夜で、数人の友人は帰宅して、かわりに別の友人がきており、ナオンと通話を決め込んでいた。

入眠した記憶すらないので時間感覚を喪失しており、まだ終電ワンチャンあるのではと時計をみて、午前2時であえなく撃沈。

そのあと恋愛相談や人生相談をちょっとされたりしてもう一度入眠。

気が付くと外が暗くて、時計を見ると午後7時。
どういうことだってばよ…

目が覚めたときはまだ茜色に差し掛かっていたはずの空が次の瞬間には真っ暗になっていた。
ずっとぼーっとしてたら真っ暗になっていた、とかなら理解もできるんだけど、体感15分で3時間とか平気で時間経っていることが最近多くて本当に困惑している。
キングクリムゾンをくらったジョルノたちはこんな気分だったに違いない

そしてそこで唐突に凄く虚無を感じて
「あっすごい、今日すっごい虚無を感じる、何もないがあるわ!」
と哲学家ムーヴをかます。多分著名な哲学家のなかには偶然いいこと言えたうつ病おじさんとかいたと思う。有名人たくさんいるから一人くらいはいるはず。

一人で虚無と向き合う日だと悟る

虚無をしていると、バイトを終えた家主が帰宅した。
普段ならとりとめもない会話をしたりするのだが、話していると非常に虚無を感じて、今日は一人で虚無と向き合うべき日だと感じ、友人宅をあとにする。

そこで虚無な思考のなか僅かに残った思考のキャパシティに突然家系ラーメンが割り込んでくる。
本当になんの脈絡もなく。
神の啓示を受け取ったジャンヌダルクはこんな感じだったかもしれない。
でも食べたい気持ちになったのは本家家系ではなくクリーミー系の家系なので、ぼくに啓示を与えたのは多分ラーメンの邪神。
横浜の人間からは異教徒扱いされて発見されたら火炙りにされるに違いない。

虚無と向き合う旅

邪神の啓示によりスマホでクリーミーな家系を探す。
普段あまり行かない駅にそういう店舗を発見したので、普段使わない駅、普段使わない路線をあえて利用して向かう。

うつ病になってから発見したことなのだが、見知らぬ街というのは非常に心に良い。
同じ街中を歩くでも、知らない風景の方が余計なことを考えずに済む。慣れた景色は既にインプットされている情報=虚無なので虚無に襲われているときは見慣れた景色すら敵になる。
毎日同じルーチンワークをする系の職業の人は虚無ると本当にしんどいはず。

結構真面目に、今日こうやって見知らぬ路線で見知らぬ街にいかなかったら明日ぼくは失踪していたかもしれない。それくらいに虚無だった。

見知らぬ駅に到着し、家系ラーメンをいただく。
啓示に逆らわずに行動したもののクリーミー家系の邪神からのお告げだったことを思い出す。

異教徒の奉じる神という意味での邪神なのかラブクラフト的な邪神なのか、後者の場合わりとろくでもないななどとなんの意味もないことを考えたりした。クリーミー家系は旧支配者。多分俺は奉仕種族。そういえば友人にも魚顔のやつがいる気がする。ここはインスマスだったか。

インスマスを覆う陰は、数年前に読んだけど結構読みづらい印象を受けた。

何はともあれ家系をいただき、見知らぬ街を散歩しながら虚無と向き合って、なんとか気力がでてきた。帰宅はなんとかできそうでほっとしている。

とか書いた5秒後に急に気力が尽きたので今日のnoteはここまで

自殺願望はないので特に感じなかったが、人によってはこういうときに、死にたい…となったりするのかなと感じるので、これから死にたい…と相談されたときは、神の啓示に従い家系を食べるのです…と布教しようと思う。
いあ!いあ!いえけい!ふたぐん!

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