Year2021 -D-

余談。うちには14歳の犬（トイプードル/男）と、2歳の猫（雑種/女）がいる。歳が離れている、犬と猫、男と女、対極しかない。犬とは14年前から一緒に住んでいて、3ヵ国（4都市）に渡航、引っ越し経験がある。私は転勤族だし、それを心の底から楽しんでいるが、彼は都度対応するのが大変だっただろう。心からお詫びしたい。さて、猫はコロナ禍初期にウチにやってきた。施設にいた保護猫。私にとっては人生初めての猫（家内は幼少時猫と過ごしたことがあるらしい）。楽しみで仕方なかったが、一緒に暮らしてみて猫の生態にかなり驚いた。犬と全く違う。人見知りをしない愛犬と違い、彼女は警戒心が強くゲストが来ても姿を現さない。ゲストが帰って、出てきたかと思うと甘えてくる。かわいいなーと撫でていると、プイッとまた向こうに行ってしまう。カーテンに隠れて、犬を待ち伏せしている。そして猫パンチをかます。本当に犬が可哀想だ。

そんなこんなで猫に慣れるまで約半年。今やかわいくてしようがない。普段一緒にいないのに、人間が長い時間留守にしているとゴミ箱に捨てたはずのティッシュがビリビリになって散乱している。犬と猫の共同作。いつまでもこういう時間が続けば、切に思う。