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退職

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#感謝

Sayonara

ありがたい送別会をいくつも企画してもらった。それぞれに丁寧に、また再開できる含みを持ってお別れした。感謝しかない。最終日まで時間的余裕がなく、でもなんとか最低限の処理は終わったような気がする。家に仲の良い後輩家族が来てくれて何か言いたそうにしているが、こちらは出発の段取り特に犬と猫も一緒に旅立つのでそのあたりの心配があって、その家族との最後の時間をうまく過ごせなかった。すまんね。昨日朝に行ったPC

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旅立ち

旅立ち

20数年前、日本を飛び出した。その頃の心境は覚えていない。母国以外で暮らすことは初めてだったし、楽しみよりも不安のほうが大きかったんだと思う。そして今、母国に戻る。この数日憂鬱な自分がいる。日本でやっていけるのであろうか、会社を退職したのは正解だったのだろうか。自分は本当にこの地を離れていいのだろうか。

帰国に際しては準備が進んでいたため(私ではなく、妻が進めてくれたのだが)、最後はゆっくりでき

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去るということ。

去るということ。

契約期間も残すところ5日。仕掛かっていた大きなプロジェクトをなんとか開始させ、いい感じだったがここにきて大きなトラブル。自分ではどうにもできないトラブルだが、全ての責任は自分にある。最後しっかり対応して去らないと。

去るということ。先への不安と、引き継いでもらった人たちへの後ろめたさと、今の段階ではいいことが見出せない。最後のトラブルで、胸も張れなくなった。今できることを、丁寧に対応するしよう。

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退職10日後

退職10日後

退職して、新年を迎え、それから10日が過ぎた。普通に現地業務をしているので退職の実感がない。フリーランスという立場なはず、しかしこの実感もない。これから10日間はまた忙しくなるはず。しっかり最後の仕事を全うしよう。

退職日

退職日

退職届を出してから5ヶ月が経ち、遂にこの日がきた。12月31日。東南アジアに年末の概念はあまりなく、旅行など目的がはっきりしたことがなければ大晦日まで働くことになる。

本社はすでに年末休み。だから感慨深いことはほとんどなかったが、数人の友人からは、お勤めご苦労さまでした、と労ってもらった。ちょっとだけ実感。辞めたんだ。

とは言っても1月いっぱいはこちらに残り現地業務に勤しむ。か、な、り、ハード

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振り返る。

振り返る。

大きな決断をした年だった。一言なら、そう言える。もっと言うと、集中して考え動いた年だった。少々キツい時期もあったが、今年決めて動かなかれば後悔していたと思う。これから待っている苦難はさらに大変なモノやコトだと思うが、何をやったって楽ちんなことはないし、時代を考えると「先に」苦労できる最後のチャンスのような気がする。海外赴任して20年。これからも海外と関わり続けたい。なぜならそれが唯一の強みだから。

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退職まであと10日

年末から年始にかけて世界各国でカウントダウンが始まる。なんとなくだが、新年まであと10秒くらいから始まるような気がしていて、退職の場合あと10日くらいから始めるのがいいのかと勝手に思った次第。その後も少し業務が続くが、この会社の社員としては間違いなくあと10日。人事部から送られてきた退職の書類一通りにサインと捺印を終えた。

メールでのご挨拶をもうそうそろ始めないといけない。主要な取引先には直接挨

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感謝して生きるということ

感謝して生きるということ

退職まで○日。やるべきことはたくさんあるものの、そのそれぞれに感謝の意を込めて行動することにした。周囲に支えてくれている人やモノ、コトがあるからこそ幸せな日々を過ごすことができているのだ。退職してからのほうがはるかに大変なことが待っている。そこに向かうと決めたのも自分。目を逸らさず向き合うためにも、今目の前のことを思いを込めてしっかりこなし力をつける。力は50歳から必要なのだ。

よし、行動しよう

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