能登半島地震における旅館の記録㊽
日中はまだまだ暑い日が続いていますが、朝晩は確実に秋の風が吹いている能登です。ニュースを見ていても、震災後まだ会えていない奥能登の人達が前に進もうと頑張っている姿を見る日が増えたように思います。
9月3日 ボランティアデー
日々、ボランティア内容も進化している。個々の接客のスキルアップ以上に専門的な知識を使った片付けや備品の管理、館内の清掃。多田屋スタッフ無敵になりつつある。
9月9日 ボランティアデー&物産展に参加
この日はスタッフはボランティアチームと物産展参加者チームに分かれる。
石川県商工会議所女性会連合会・会員大会物産展に多田屋も参加させて頂く。事前準備から当日の販売まで、担当スタッフが準備をしてくれた。何より嬉しいのがその準備の様子や販売してみての感想を、参加していないスタッフ全員に共有してくれる事だ。
~物産展に参加したスタッフより~
久しぶりに、多田屋として対面で販売するということで、ミスやクレームないように何日か前からと今日と緊張してました。物販も初めてだったので、雰囲気や、客層、普段の売店の販売とは違う難しさもありました。事前にレジや接客etcイメージトレーニングしてましたが、最初は思うようにもいかず、少しパニックもなり、自分の中で課題も多く見つかりました。物販のディスプレイの勉強にもなりましたし、他の多田屋スタッフのコミュニケーション能力の高さにも学ぶべき点が多かったです。物販だけではなく、意味のあるとても濃い1日でした。今日の反省点etc書き出して次の機会に、また活かしていきます。
物販ですが、私も久しぶりという事でレジの手元が狂っていましたが、何よりお客様との会話ができて、対面の販売はこんなに嬉しいものなのか、改めて感じました。多田屋へ泊まったことがありますよーと、いい所だから、頑張ってね!と励ましのお言葉を沢山頂きました。ずっと多田屋への想いを寄せてくれるとのこと、多田屋への愛が溢れる素敵な方々ばかりで、買い物に駆けつけてくれた方もいらっしゃいました。貴重な時間、経験をさせて頂き、本当にありがとうございました。事前準備段階から皆さんのおかげでここまで来れました。またみんなで働けるのが楽しみです。
9月10日 和倉小学校5年生との稲刈り
毎年恒例の小学生との稲刈り。この前田植えをしたばかりだったのに…。
この日は猛暑予想で、9時前にはスタートするものの暑くて大変だった。
多田屋スタッフ、少しずつですが地域の人達と前に進んでいます。大切にしているのは多田屋だけが前に進む事ではなく、地域と一緒に進む事。これからも、小さな事から丁寧にやっていきたいと思います。
続く…