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能登半島地震における旅館の記録60

12月20日 和倉温泉護岸工事が始まる!
この日は朝から晴天!北陸らしからぬ良いお天気の日に、護岸工事がついに始まりました!

同日 多田屋と源泉の温泉の配管が繋がる!
そして、繋がった!繋がったんです!源泉から温泉の配管が多田屋までついに来ました!護岸工事スタートと温泉の配管が繋がる。これは旅館の記録60回目に相応しい、今年一番の嬉しい出来事となりました。私達が当たり前に過ごしていた日常が、あの日から全く別世界となりました。温泉の配管や護岸に敬意を払った事などなく、そんな私達に地震は、地球のエネルギーである温泉を糧に商売をするという事の尊さに気づかなければなりませんよ!と、教えてくれたようにも思えます。当たり前は当たり前じゃない。もっと自然の恵に感謝しなさいと。

朝8時に多田屋の下の坂から歩いて思わず動画を撮ってしまいました。配管は大蛇のようで黒光りしていてとても美しい。ちなみに私は来年年女で蛇女。そして本物の蛇も嫌いではありません。朝から青空が広がっていたせいか、本当に気分も良くて最高でした。(危うく保育園勤務に遅刻しそうになりました)

ずっと寒い中作業をしてくれていた業者の皆様。雨の日も雷の日もずっと。それがお仕事で、当たり前の事かもしれないけど私達には救世主であり、どんなにお礼を申し上げても足りません。多田屋が再開したら、ゆっくり温泉に入りに来て下さいね!

ぐいっと曲がって
繋がった!ただ、館内の配管は
建物を解体しながら確認していく予定です
やっぱり社長、撮りたくなるよね
皆さんカッコ良すぎるもの!
温泉配管 多田屋まで到着!
のポーズをしてくれました!
携帯の待ち受け画面にしたいぐらい

こんな素敵な写真は社長にしか撮れません。来年は、色んな復興業者さんが多田屋にも来てくれると思うと、今からワクワクします。

12月22日 護岸工事測量
寒い中、業者さんが多田屋桟橋を中心として護岸の測量をされました。これもプロの技。そして作業をしてくれている方々に多田屋スタッフは気配りを忘れません。本当に素晴らしい多田屋ファミリー。

海に落ちたら大変
見ているのも怖いです
そしてスタッフがそっと準備してくれたもの

12月23日 今年最後の全体集会

クリスマスらしく、まかないはビーフシチュー
バケット付でした!

そして、最後は不在にしていた多田屋会長からみんなへのクリスマスプレゼント。会長はクリスマスが大好きなんです。スタッフがサンタになって会長の想いを届けてくれました!これも多田屋らしい。

このnoteをご覧になって下さっている皆様、60回目のこの記事で今年は締めくくりたいと思います。青天の霹靂とはこの事か!というような1年でありましたが、このnoteを書きながら能登の素晴らしさや、人の温かさを実感しながらも、今後の自分の生き方までも変えていくような1年となりました。多田スタッフ、多田屋ファミリーにとって皆様の温かいお気持ちが何よりの励みとなりました。本当にありがとうございました。来年はもっと笑顔で、そして多田屋らしく前進している姿をお見せ出来たらと思います!
皆さん、良いお年をお迎えください。

続く…

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