立っているのもやっとなのは 私だけなのだろうか。 みんなはどうやって生きているんだろう。 みんな、包み隠さず本音を言える相手が 居るのだろうか。居ない人も多いとは思うけど 居る人の割合はどれくらいなんだろう。 親友、とか。 居ない。誰にも本音を話せないのが こんなに辛いと思わなかった。 本当の自分を知っている人が居ないって こんなに孤独だと思わなかった。 少し、本音を漏らしてみることもある けど、大抵「君は頑張ってる。偉いよ、凄いよ。」なんて まぁそう言うしかないよな そ
話題が尽きたのか まだ君が話をしようとしていたのを遮ったか 俺は君の名前を呼んだ。 君はピクッと肩を揺らし 持っていたスマホを床に伏せた。 期待と不安と緊張を孕んで揺れ動く眼から 今の君の心音がきっととても早いことを悟る 君はきっと、こんな空気になるのが怖くて 今日も一生懸命笑顔を作って話を続けていたんだと思う。 ごめん、俺が もっとムードを作るのが上手ければ もっとスマートな男であれば。 覚悟を決めた俺はどこか冷静で それでも恐怖で体の芯が震えている。 身を乗り
昔はすごく、多趣味だった気がする。 ひとり遊びが昔から好きで 本を読むのがすごく好きで 少女漫画も集めてて YouTubeが大好きで毎日見て 美容やオシャレにお金をかけて ゲームに朝まで没頭して ペンと紙があったら絵を描いて 恥ずかしいポエムを書いては直ぐに消したり 毎週のように、毎日のようにカラオケに通って 好きな歌をプレイリストに片っ端から詰め込んだ。 そんな自分は 何処に行ってしまったんだろ。 好きなもの、極めようとすればするほど 自分はこれ以上極められないし もっ
夏、一日中クーラー18度にするのが好きだった 冷気を孕んだ寝室で、毛布に包まるのが好きだった それを教えてくれた人が好きだった クーラーガンガンでも 交わって汗びっしょりになって 少し休んで「寒い」って顔を顰める私に 「暑い」と裸で笑うあの人が好きだった 冷気を孕んだ寝室で、 疲れきった体を貴方の硬い腕と胸の中で休ませるのが好きだった 今、1人で 残暑の中 私はまだクーラーを消せずに毛布にくるまって ズボンも履かずに髪も乾かさずに セミと交代した鈴虫の声と 夏を吹き飛ば
私にはなんの価値も無い 顔だって特別可愛い訳でもない 胸も別に無いし、足だって短い。 声も可愛くないしかっこよくも無い 歌も別にずば抜けて上手くない 運動も下の中位だし 勉強もやればそこそこ出来るけどしない。 絵もそんなに上手くもないし 服とかのセンスもほとんど無いと思う。 かと言って ブスでもデブでも貧弱でも アホでも音痴でも運痴でも画伯でもない。 The「普通」。 なんの価値もない。 どっかのお嬢さまが お金で買えないものは唯一「経験」だと言ったけど アッハッハ
貴方には 殺したいほど憎い相手が居るだろうか。 私には 人生をかけて、自分の全てをかけてでも 不幸になって欲しい、地獄に落としたい相手が1人いる。 かつて愛した相手だ。 他人達は 「人を呪いながら生きるなんて勿体ない 幸せにならなきゃ楽しく生きなきゃ。」 と口を揃えて言ったが 私の幸せは、ヤツの不幸で やりたいことは、ヤツを地獄に落とすこと。 私の幸せが、笑顔いっぱいで ヤツを忘れて楽しく過ごすことだと、 幸せとは満場一致で そういうものだと、いつから錯覚している
長い時間をかけて 重ね、厚みを増された嘘の中に 私はずっと住んでいる。 悪い嘘なのかいい嘘なのか それとも"都合の"いい嘘なのか。 どれにしろ私は そんな嘘で満たされた広い深い箱の中で 陸を探して必死にもがいて泳ごうとしていた事がある。 南京錠を掛けた箱の中に 水を満水まで貯めて私を放り込み その箱すらも鉄格子の檻に入れて そこに分厚い遮光カーテンを2枚重ねられた様な そんなイメージが浮かぶ。 水の中に酸素が含まれていても 私たちはそれを取り込むことが出来ないように 私
時々、と言うか毎日 ふとした瞬間に 「うわぁぁぁぁぁぁぁあああああ゙あ゙あ゙」 と叫び、地面に蹲って 爪をアスファルトに突き立てて引っ掻き アスファルトに肌を擦り付けて血を流して 髪の毛を毟り散らかして 関節をぐちゃぐちゃに捻り 自分を壊したくなる衝動に駆られる 車に乗って居て、猛スピードで 前の車やガードレール、反対車線に 思い切り突っ込んで炎上し爆発して 色んな人を巻き込んでめちゃくちゃやりたくなってしまう その一瞬前まで鼻歌を歌って カラオケ行きたいな~とか思ってい
毎日、気に入った音楽をかけながら ハンドルを片手で握り、タバコをふかして カーチェイスをしながら職場へ向かう。 ボーッと前の車を見て 運転に集中しているわけでも、 かと言って何か考えているわけでもなく ただただ、運転を熟す。 職場について、始業準備をして 喫煙室に行き、口から煙と眠気を吐き出して 今日が暇過ぎず、忙し過ぎないといいなぁ。と願い 自分の在るべき場所へと戻り、仕事を熟す。 昼休憩、コンビニで毎日決まった陳列の中から 消去法で一日で唯一の食事を選び、淡々と熟す。
何にも振り回されず囚われていない人が この世にいるだろうか 仕事する為に生きているのか 生きるために仕事しているのか分からない人は 仕事に振り回されているし 好きなのか好きじゃないのか よく分からない相手と離れられない人は 恋愛に振り回される たとえ好きなことして生きていくスタンスの 人だって、時にその すきなことに振り回されていると思う 出来ることならば何にも振り回されずに うーん寝たい時に寝て食いたい時に食いたい〜と 思うはず。 寝る間を惜しんでも好きなことをするこ
私の世界は私以外全員他人で 私の思考や私の好み全てに共感してくれる人は 一体どれくらい居るかな 「可愛さとは」を追求して 一般的に誰が見ても可愛いのみを「可愛い」として目指している。 例えば目が大きい、鼻が高い、顔が小さい まつ毛が長くて二重 大きくも小さくも無く、分厚くも薄くもない唇。 「面白さ」を追及して 相手に合わせた、みんなが楽しめる「面白さ」を。 誰も傷つかず、少し自虐と相手へのいじりを添えて。 面白おかしく聞こえるテンポで。 「優しい」を追求して 厳しさと柔
「推し」 近年より一層聞くようになった単語。 みんないままで生きてきて 推しに出会ったことある人は多いのでは。 その時に「推しだなぁ」と思っていなかったとしても 今思えば、恋愛感情とは数ミリ程度ズレた「好き」。 そういう「好き」を向けた、キラキラした相手が推しだと思う。 推しの他にも「担当」という呼び方をされる キラキラ側の人種もいる。 担当という呼び名は結構昔からあるように思う。 私は数ヶ月に1度の割合で推しが変わる。 比較的に長続きする、または 推しが増えても推し続け
最近とあるサイトで連載をしているという 友人の記事を読んだ。 雨が嫌いな彼女が、雨を愛そうと外に出て 雨が好きだった小さな彼女を思い出したという記事だった。 雨が好きな私が 雨を嫌いな彼女の内側を覗いて その記憶の中の小さな、雨の好きな彼女に出会った とても素敵な経験をした。 私は雨が好きだ。 雨の日は頭がとても痛くなるし ジメジメして、なんとなくどこも湿っていて 嫌な部分は上げれば沢山ある。 だけど私は雨が好きだ。 しとしと、ぽつぽつ、ぽたぽた、ザーザー。 全てを濡ら
私はいままでも、そんで最近特に 君は表ではめちゃくちゃにふざけていて 実は1番考えてるタイプだよね 周りを見ているね、優しいんだろうね と言われます 自分でも自己犠牲の精神が強いなと 思います 私の屍を越えてゆけ。 人柱にだって喜んでなる。 普通の人には無理だけど多分やったら超オモロいみたいなこと 平気でやる。あたしがやる。 人前に出て、みんなの笑顔を一番前で見たい と思う時もあるし 人前に出て輝く人を裏で1番に支えたい と思うこともある どちらも体を張っていると思
自分の人生の転機だとか 心を切り替えなきゃとか思ったらあたし ピアスを増やす、体に穴を開ける 自分の人生の転機が来るのは大体 人に裏切られた時で。 傷ついて、自分を切り替える時 新しい自分になろうと思う。 ピアスが増える度、自分が進化してるように思う 人に見えない傷を付けられてメンタルに穴が空いたから 自分で見える穴を体に開けて、 そこにキラキラを埋め込む 傷は、見えない穴だった場所は キラキラに変わって 自分にキラキラがひとつ増える そうでもしないとあたしはどんどん
「こっちを見なさい」「目を見なさい」 いままで生きてきて 何度この言葉を言われただろう。 お母さんに叱られた 先生に叱られた 上司に叱られた 先輩に小言を言われた。 あと、大学の面接では 面接官から目を逸らすなと高校の先生から。 私は人の目を見るのが怖いし 私の目を見られるのが怖い。 ずっと人間の目を見詰めていると どこを見たらいいか分からなくなるし どう逸らしたらいいか分からなくなる。 よく分からないけど、怖い。 無駄に大きくてつり上がった目、 目と感覚が近いまゆ