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【イギリス配偶者ビザ申請②】2021年1月 コロナ禍でのUK移住

こちらには経済要件の証明書類と、その他の書類についてを書きます。
イギリス配偶者ビザについてのざっくりな説明、関係性証明、英語能力証明に関しての説明は前回の記事をご参照ください。

※この記事はあくまで私がイギリス配偶者ビザに申請した2020年11月末ごろの情報に基づいています。申請の際には必ずご自身でGOV.UKのホームページより最新の情報をご確認ください。筆者は配偶者ビザを2020年12月に取得しています。

具体的に何を集めるの? ③経済要件の証明

ビザ申請の際、申請者のイギリスでの生活を保証する人をスポンサーと呼びます(当面の住む場所や生活費があることを示して、イギリスに迷惑かけませんよ、と証明しなければいけないので)。多くの人はイギリス側に住んでいる配偶者がスポンサーとなると思います。

経済的に自立してイギリスで暮らせまっせ、という証明のためにおおまかには以下のものを提出します。

・雇用の証明(イギリスで雇用されている場合)
・収入の証明
・住居の証明

私たちの場合、夫がスポンサーとなりイギリスで雇用されている(CAT A Salaried - 年間£18,600以上の収入を証明)+持ち家という条件で申請。

雇用の証明には以下のものを準備

・雇用主からのレター
・雇用契約書(optional)
・6か月分の給与明細
・P60 (日本でいう源泉徴収票みたいなものでしょうか…)

※夫の職場に頼んで、いつから、どういったポジションで働いており、正規・非正規、月収・年収はいくら、その金額がいつから支払われているか、一緒に提出する給与明細が本物であることに言及してもらい、署名してもらいました。

収入の証明には以下のものを準備

・給与明細に呼応する直近6か月分の銀行口座の明細
・銀行の預金口座の明細
(こちらは念のため出しました)

自分が申請したパターンに関してしか詳しいことは書けないのですが、同じ雇用主に6か月以上継続して雇用されていて、6か月以上継続して毎月同じ給料をもらっていて、年間の収入が£18,600以上の場合にはCAT A Salariedという分類で申請が可能です。
(その他、月々のお給料にばらつきがある場合、自営業の場合、不労所得の場合、預金額の場合、お子さんがいる場合などなど、基準額や計算方法が変わるので、頑張ってGOV.UKの要件を読んでみてください…。お役に立てずすみません。。)

このお金の部分が結構面倒くさくて、オンライン申請を提出した日から遡って、28日以内の日付になっている書類を提出する必要があります
なので、もし2021年2月6日にオンライン申請を済ませる場合には、給与明細は2021年の1月分までが必要になり、銀行の明細は2021年1月9日以降に発行してもらう必要があります。(正確な数え方は自信が無いので、余裕をもってご準備ください笑)

(l) Where this Appendix requires the applicant to provide specified evidence relating to a period which ends with the date of application, that evidence, or the most recently dated part of it, must be dated no earlier than 28 days before the date of application.

え、でもそうすると給与明細を1月下旬にしかもらえない場合はそれ以降に銀行の明細発行してもらわないといけなくなるってこと?時間なくない?となります。
その通りです。なので、オンライン申請を済ませるタイミングをよく考えてから書類を集めることが大切だと思います

ちなみに私のケースでは、この28日ルールが適用されたのは以下の3点だったと記憶しています…。

・雇用主からの手紙
・給与明細
・給与明細に呼応する銀行口座の明細

また、郵送で送られてくる銀行の明細にはハンコやサインで銀行が発行していると証明してくれているので何もしなくてOKらしい?のですが、窓口で対面で発行してもらったり、オンラインのものをプリントアウトして使う際には、銀行からの「これは確かにうちの銀行口座の情報で間違いないです」という意味でスタンプなどをもらわないといけません。(全ページに。)

これでお金の証明は終わりです。

住居の証明には以下のものを準備

・家(土地?)の登記書類(register of title from Land Registry)
・電気やガスなどの公共料金の領収書
・地域自治体(Council)から、夫の住所にあてたレター
・家の間取り
(必須ではないようです。私たちはネット上の無料ソフトで自分で作った簡単なものを出しました)

この辺りはスポンサー(夫)に必死に集めてもらいました。

申請者とスポンサーの身分証明

前回書き忘れましたが、もちろん申請者とスポンサーの身分証明も必要です。私たちは以下のものを提出しました。

申請者分(私)
・現在のパスポートの顔写真のページ
・過去のパスポートの顔写真のページとスタンプページ

カバーレターに苗字が変わっている旨と、ひとつ前のパスポートは残存期限がかなりあるけど、苗字が変わった時に再発行したので古いものはVOIDとなっている旨を申し送りました。

また、パスポートには本籍地が載っていますが、オンラインの申請をするときには出生地を記入する必要がありました。一致していないのでややこしいと思い、念のためその旨も申し送りました。

スポンサー分(夫)
・Sponsor undertaking form(SU07)
・パスポートの顔写真
・BRPカードのコピー表裏
・Home OfficeからのResidence permitに関するLetter
・National Insuaranceカードのコピー表裏

以上で提出物はすべてそろったと思います…。

その他の書類

あと、Appendix 2という書類(GOV.UKのページのどこかにあります)があり、現在はオンラインに移行したので提出しなくてOKということも言われているのですが、私は念のため出しました。
というのは、手書きでいろいろと申し送りを書く欄があるので、オンライン申請フォーム上で伝えられなかったことをここに書くことができるからです。

また、ごくまれにAppendix 2を後から提出するように求められる人もいるようで(担当者によって必要としている書類が違う?または申請者のケースによって必要になるということなのだと思います。。。)、あとからそんなドキドキする思いをするのは嫌だったので、一緒に提出したのでした。

そして、必須ではないしGOV.UKのページには何も書いていませんが、ぜひカバーレターを書くことをお勧めします。
これまでの配偶者とのやり取りや旅行に行った日時などを年表にまとめ、提出物のリストをまとめ、これから申請者がイギリス社会に貢献していきますよ、スポンサーもそれを支えます!という内容をA4二~三ページくらいにまとめたものです。自分たちが提出する書類がどのように要件を満たしているのかを自分たちで説明できる唯一の手段なので、頑張る価値はあると思います。

そうして書類が全てそろったら、もう一つ。すべての書類はA4サイズにして、PDFを取ってアップロードする必要があるのですが、スキャンをする前に、適格な人に「この書類(のコピー)は本物の原本からのコピーであって、細工などしてないことを私が確認しましたよ」というサイン(日付・その人の職業入り)をもらわないといけません。(公証)

歯医者さんでもいいらしいです(笑)歯形とかで身元確認とかするからかな、とかいろいろ考えて面白かったです。
主に夫の身分証や家の契約書、公共料金の領収書など、必要と思われる書類に、私たちは知り合いの大学の先生にお願いして書いてもらいました。

ここまでくればあともう一息。次回は記憶がうっすらなオンライン申請からパスポート提出くらいまでを書こうかなと思います。

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