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【イギリス配偶者ビザ申請③】2021年1月 コロナ禍でのUK移住

こちらにはイギリス配偶者ビザのオンライン申請の入力と申請料他支払い、ビザセンター訪問について書きます。

経済要件の証明書類と、その他の書類については前回を、


ビザについてのざっくりな説明、関係性証明、英語能力証明に関しての説明は前々回の記事をご参照ください。

※この記事はあくまで私がイギリス配偶者ビザに申請した2020年11月末ごろの情報に基づいています。申請の際には必ずご自身でGOV.UKのホームページより最新の情報をご確認ください。筆者は配偶者ビザを2020年12月に取得しています。


オンライン申請フォームの入力

全ての書類がそろう前から入力を初めても全然OKです。途中で保存することができ、同じところから再度入力が進められます。戻って修正もOKです。
途中まで入力を進めると自分が何を提出しなければいけないのか、提出物一覧を表示してくれます。

上記のページの自分が該当するリンクから入力を開始できます。(UK国外からの申請か、UK国内からの申請かなど)

ここからは質問にどんどん答えていくのみです。長いですが、私が聞かれた順に箇条書きにもせずに列挙します(笑)
※配偶者ビザの申請などしない人にとっては何の得にもならない情報の列挙なので、ここで読むのをやめることを強くお勧めします。

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メールアドレス、住所(どれくらい住んでたかも)、氏名(旧姓含む)、国籍、電話、言語、パスポート詳細、スポンサーの住所、氏名、生年月日。

いつ配偶者と出会ったか、何語でコミュニケーションをとっているか、経済的に共同で負担しているものがあるか(Noって答えたんですけど、Yesって何があるんだろう??家のローンとかそういうのかな…?)、どのくらいの頻度で会うか、前回会ったのはいつか、なぜ一緒に暮らしていないのか、UK国外で一緒に暮らしたことがあるか、一緒に暮らしたときの詳細を述べよ。
(この辺りは、お見合い結婚などで、実際に会ったことがない人の配偶者としてUKに来ることを避けるための質問のようです)

UKでの住所、持ち家か否か、何部屋あるか、この家に別の住人が一緒に住んでいるか、子供の有無。
(適切な住環境で暮らせるかどうかの基準として、部屋の数によって暮らしてよい人数の制限があります。詳細はGOV.UKのどこかにあります…笑 またはこういうところでも。https://www.visahelpuk.com/accommodation-requirement/)

申請者の両親の住所、氏名、生年月日、国籍(帰化してその国籍なのかどうか)。

申請者の仕事について
(ジャーナリストやそのほかいくつかの職業が挙げられており、当てはまるかどうかを聞かれた気がします…)

UKで住む場所の詳細(誰が住んでいるか、住人と申請者の関係、電話番号)、UK内のそのほかの場所に住む予定はあるか。

UKで公的基金からお金をもらっていたことがあるか。

過去10年間で永住ビザに申し込んだことがあるか、UKに来たことがあるか、何回来たか、なぜ来たか、到着日時と滞在期間。

過去にUKで不法滞在・不法就労・不法に公的基金からお金をもらう・ビザ申請でウソをつく・移民法に触れることをする等したことがあるか、UKやその他の国でビザを却下される・入国を拒否される・滞在を拒否される・難民収容所から拒否される・国外退去にされる・入国を禁止される等したことがあるか。
(この辺りはなかなかYesという経験がある方は少なそうですが、もし当てはまるものがある際は正直に説明すればOKかと。)

過去10年間にオーストラリア、カナダ、ニュージーランド、アメリカ、スイス、ヨーロッパ経済圏に行ったことがことがあるか、どの国に、なぜ、いつ、どれくらいいたか。

過去10年間で上記以外の国に行ったことがあるか、どの国に、なぜ、いつ、どれくらいいたか。

もろもろ、犯罪歴や危ない活動にかかわったりしていないか。

スポンサーとの関係、スポンサーの子供の有無、スポンサーの離婚歴。

申請者が違反や犯罪を犯したことがあるか。

配偶者のメールアドレス、電話、National Insurance number、Home Office reference number(あれば)。

結婚した年月日、場所、結婚式の種類と詳細(私たちはコロナで挙げることができなかったので、書類だけで済ませた旨を書きました)、お見合い結婚かどうか。

配偶者が有効なパスポートを持っているかどうか、その詳細、フォトコピーが提出できるかどうか、配偶者と親類関係かどうか、配偶者の使用する言語。

申請者が英語での学位を持っているかどうか、持っていない場合は指定の英語の試験に受かったかどうか。

申請者がNational Insurance numberを持っているかどうか。

現在、別の人と結婚しているかどうか、これまで別の人と結婚していたことがあるか。

配偶者が給付金をもらってるかどうか。

経済面はどのカテゴリーで申請するつもりか(給与、不労所得、貯蓄などいくつかパターンが出てきていたと思います…確か…)、スポンサーの職業、雇用形態、就業開始年月日、現在までで6っか月以上同じ雇用主の所で働いているか、月給、年収、雇用先の名称、住所、連絡先のメールと電話。

ここまで入力すると、必要になる書類のリストを表示してくれます。
お疲れさまでした。

支払いについて

情報が全部入力できたぜ!書類もそろった!という段階になったら、いよいよ支払い画面に進みます。

移民には英国での身分証としてBRP(Biometric Residence Permits)というカードが発行されます。ビザが下りて英国に入国したら、任意の郵便局に10日以内に取りに行くことになります。好きな郵便番号(最初の10日間滞在する場所に近いところが便利だと思います)を入力すると、そこに一番近い郵便局を提示してくれます。

サービスタイプを選択(ここではPriorityが選べないけど、あとでVFSの所で選択できます)。

IHSの費用を払います。こちら、2020年10月ごろに値上げし、一人当たり年間£624を支払います。当面は33か月分、£1700以上…。

そして立て続けにビザの申請料£1523を支払います。2021年1月末時点ではこの金額に変更はないようです。

この後はビザが下りたらこういうことはしていいよ、しちゃだめだよ、という但し書きがあるので、「わかりました」と次へ進みます。

その後、申請内容と提出書類は全てウソのないものですよ、と申告してオンラインの申請は終わりです。

IHSの振り込み確認のメールや、申請内容のリストをダウンロードしたもの、提出物のチェックリストをプリントアウトしておきます。

ビザセンター予約

日本から申請をする場合、VFSというビザ申請のサービスセンターのようなところに行って、顔写真や指紋を取ってもらい、パスポートを預ける、という手続きが必要です。

日本国内では東京(新橋)と大阪にあるようです。

2020年の4月~6月くらいまでは、このビザセンターが一時停止していたようで、いろいろな方のブログでご苦労なさっていた様子がうかがえます。このコロナの中では、常に最新の情報を見て対応するしかないと思います。

アクセスしたら、ビザセンターに行く日時を予約して、サービスタイプの選択(Priorityを使用するかどうか)や、書類のアップロード代行サービス(有料)の有無などを選びます。

申請書類は、A4のPDFにしてセルフアップロードするか、提出書類をVFSに持ち込んでスキャンしてもらう代行サービスを使うかのいずれかで提出する必要があります。

ご自宅に性能の良いスキャナがある方や、電子機器に強い方などはセルフアップロードでも全然OKだと思います。

私は家にきれいにスキャンできる機器がなく、また、セルフアップロードのページでたびたびエラーが起きていることをFacebookのページ上で他の人たちがパニック気味に投稿している様子を見て怖くなり(笑)ちょっとお金はかかるけど(1万円くらい。この時点で、すでに50万円近く払っているので、感覚がマヒしてます)、代行サービスを申し込みました。
代行サービスの場合、原本がA4でない書類はあらかじめA4でプリントアウトしておきます。

提出したパスポートはビザセンターで受け取るか、郵送してもらいます。
私は郵送を選択(ゆうパック)。

私たちは、できるだけ早く結果が知りたかったので、Priorityサービス(8万円くらい)も申し込みました。このサービスだと30WD(Bank Holidayを抜いた営業日)で結果を出すよう頑張るね、というものだそう。Standardだと60WDが目安とのこと。
ただ、コロナの中でPriorityサービスも使えたり使えなかったり、また、あまり意味をなさない可能性もゼロではありません。状況を見て賢い判断を!

ビザセンター訪問

私がビザセンターを訪れたのは2020年11月末ごろ。
持ち物は以下の通り。
・VFSの予約表
・パスポート
・サポート書類
・オンラインアプリケーションのプリントアウト
・提出書類のチェックリスト
・IHSの支払いメール(念のため)
・提出書類のバックアップ(USBやクラウドへ保存したものがすぐ出せるようにしておくと、万が一プリントアウトしそびれていた際に安心です)

13時30分から予約していたのですが張り切りすぎて12時前に着いたので、近くのカフェでオムライスを食べました。カフェもいくつかあって、時間をつぶす場所には困らなそう。

体育会系な私はさっさと食べ終わってしまったので腹ごなしがてら周囲をお散歩。と思ったら急に雨が…。傘を持ってきてなかったのでまだ30分前だけど、ビザセンターに向うことに。

ビルに入りエレベーターで上がっていくと、何やら入り口には張り紙が。

「10分前にしか入れません」(文言はもう少し丁寧なものでした笑)

ま、マジか…。まあでも入れてくれるだろうとたかをくくって入ってみると、あっさり警備員さんに「10分前に来てねー」と追い返されました。
傘もないし外寒いんだよーチクショーと思いつつ、寒空のもと待つこと20分。ようやく中に入れました。

荷物検査をし、予約表やらを見せて中に入り、呼ばれるまでひたすら待ちます。

中でどんな手続きをしたのかあまり覚えていないのですが(笑)パスポートを提出し、書類をスキャンしてもらって、ゆうパックに住所を書いて、写真と指紋を取ってもらって終了です。

これで申請のすべての手順が終わりです!

この後はVFSからパスポートをビザの申請のために送ったよ、などの連絡があり(全く何の連絡もない人もいるそうな…怖すぎる)、万が一不足している書類があった時には追加の書類の提出を求められ、その後もしばらく待っていると、ある日突然「結果が出ました」(この時点ではビザが下りたかどうかわからない)と連絡があり、パスポートがピックアップまたは送付にて返却されます。パスポートにVignetteが貼ってあればOKです!

最後に

こんなに読みづらい文章をこんなところまで読むのは、きっとこれから配偶者ビザに申請しようとしている人か、よっぽどのもの好きかのどちらかでしょう。

どちらにせよ、そんなあなたには今日きっと良いことがあるはずです。

ビザ申請なさる方に、心からのエールを!

2023年9月追記 入国後にやっておくといいこと(2年半後の更新に備えて)

無事に渡航された皆さまへ。イギリスへの入国が済み、新しいお住まいへ落ち着かれたら、まずは公共料金や銀行口座の開設、GPへの登録、などいろいろとやることがあると思います。

ひとつお勧めしたいのが、配偶者(スポンサー)と連名にできるものは連名にしておくこと。

どういうことかと言うと、もし銀行でjoint accountを作れるなら作っておく、カウンシルへ夫婦連名でお知らせを送ってくれるよう依頼する、公共料金の登録を夫婦連名にしておく、などです。

そして、個人あて、夫婦宛てにそうした信頼できる施設や企業からお知らせが郵便で来た際には、それらを捨てずに大切に取っておきましょう。
2年半後にやってくる更新の際にその手紙が必要になります。

更新についてはこちらにまとめたので、ご参考になれば幸いです。

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