英語の時制(基本形・進行形・完了形・完了進行形)マスター
今回は英語の「時制」についての解説。
日本語とは違った時間感覚に苦手意識のある人も多いのでは?
時制が理解できれば、英語をもっと楽しく楽に理解できるようになるよ。
英語の時制とは
「現在」「過去」「未来」というような「時」を表すために動詞の形を変えること。
時制(tense)は全部で12個。
「完了形」は日本人には無い感覚なのでなかなか分かりにくいと思うけど、例文見ながらマスターしていこう。
基本形(Sは主語 Vは動詞)
現在形(S+V) 🟰 日頃形
「習慣(日頃から行なっていること)」
「事実」
「既に確定している確実な未来の予定」
「感情の表現」
ここで注意したいのは、基本的に今起こっていることは
現在形ではなく現在進行形を使用。
ん?今起こっていることなのに現在形ではなく進行形?
となるかもしれない。
ただ「今の感情・欲求・感覚・所有」などの目に見えない動作を表すときは
現在形を使用する。(*これらの動詞は進行形にできないから)
⭐️習慣
I wake up at 6am.(私は6時に起きる)
He watches baseball on Sundays.(彼は日曜日に野球を観る)
⭐️事実
He is the tallest in his class.(彼はクラスで一番背が高い):事実
The earth goes around the sun.(地球は太陽の周りを回る):不変の事実
⭐️確実な未来の公の予定(バス・電車の発着など)
The train leaves at six o'clock.(その電車は6時に出発する)
⭐️感情・欲求・感覚・所有
I love you.(あなたを愛しているよ。)
I feel cold.(寒い)
I need your help.(あなたの助けが必要だ)
過去形(S+V過去)
今現在とは直接関わりのない、過去に点在する出来事もしくは事実
⭐️過去の動作・状態
I studied English yesterday.(私は昨日英語を勉強した。)
I was busy。(私は忙しかった)
⭐️過去の事実
World War Ⅱ ended in 1945.(第二次世界大戦は1945年に終わった)
未来形(S+will+V原型 他)
未来のことを表す表現には
①will(予想・意思)
②be going to(予定=⚠️準備はまだ、予測=⚠️今の状況から判断して起こりそう)
③be about to(まさに〇〇する)
③現在進行形(予定されている➕準備も済みの未来のこと)⤵️現在進行形のところで解説
①予想will「根拠はないけどなんとなく思っている」
You will pass the final exam.(君は最終試験に受かるんじゃないかな)
①意思will「今、思いついて決めた」
I will go to the movie next Sunday.(次の日曜は映画に行こうかな)
②予定 be going to
I'm going to move to Japan next year.(来年、日本に引っ越す予定です「準備はまだだけど」)
②予測 be going to
There are a lot of clouds.It is going to rain soon.(雲が多い。すぐに雨が降るだろう)
③まさに〇〇するところ(数秒・数分以内にし始める) be about to V
I am about to study English.(今まさに英語を勉強するところだ。)
進行形(ある時点での進行中の動作を表す)
進行形にできる動詞は『動作』を表すもの(例:play studyなど)
『状態』を表す動詞(need want like knowなど)は進行形にできない。
現在進行形(be動詞➕Ving)
⭐️「今、まさに起こっていること(話しているときにその動作は終わってない)
It isn’t raining now.(「今は」雨は降っていない)
She is playing piano now.(彼女は「今」ピアノを弾いている)
⭐️「動作の繰り返し」も表せる(*「いつも」などの単語を一緒に使うと)
He is always getting angry.(彼はいつも起こってばかりいる)
注意:彼はずっと怒っている=He has been angry。
⭐️近くて確実な未来の予定
I am having a meeting on Tuesday.(火曜日にミーティングをする予定だ)
過去進行形(be動詞の過去形+Ving)
⭐️過去のある時点で進行中のこと
I was taking a bath when Tom called me.(トムが私に電話をかけてきたまさにその時、私は風呂に入ってました。)
Was she studying hard then?(彼女はそのとき、一生懸命勉強していましたか?)
未来進行形(will+be+Ving)
既に決まっている予定・出来事
⭐️未来のある時点で進行中の動作
When I come home from school this afternoon, my mother will be cooking curry.(今日の午後私が学校から帰ったときには、母がカレーを作っている真っ最中だろう。)
⭐️疑問文にすると相手に丁寧に予定を尋ねる(未来形より丁寧)
What will you be doing tonight?(あなたは今晩何をする予定ですか?)
完了形
①『継続:(ずっと)〜している』
②『経験:〜したことがある』
③『完了・結果:ちょうど〇〇したことろだ。もう〇〇した』
を表す表現。
それぞれの用法の違いが、日本語訳の仕方のポイントになる。
現在完了形(have+V過去分詞形)
現在までの、完了・結果、経験、継続=現在と繋がっているイメージ
①継続 I have lived in Fukuoka since I was 5 years old.(5歳の時から(ずっと)福岡に住んでいます)
⭐️状態動詞(live knowなど)の継続は現在完了形
⭐️動作動詞(play study など)の継続は現在完了進行形
②経験 I have visited Kyoto three times.(私は3回、京都を訪れたことがある)
③完了 I have finished my homework.(ちょうど宿題をやり終えたところだ)
過去完了形(had+V過去分詞形)
過去のある時点までの、完了・結果、経験、継続
①継続 They had known each other for five years when they got married.(彼らは結婚した時、知り合って5年だった。)
時系列では(5年前から継続して知り合っている)→(結婚した)という順
⭐️状態動詞(live knowなど)の継続は過去完了形
⭐️動作動詞(play study など)の継続は過去完了進行形
②経験 She told me she had been to Kyoto three times .(
彼女は京都に3回行ったことがあると私に言った。)
時系列では(京都に3回行った経験あった)→(私に言った)という順
③完了 I had already finished my homework when my friend came to my house.(友達が家に来た時、私は既に宿題をやり終えていた)
時系列では(私が宿題をやり終えていた:完了)→(友達が家に来た)という順
未来完了形(will+have+V過去分詞形)
①継続 They will have known each other for five years when they get married next year. (来年結婚するときには、彼らは知り合って5年になるだろう)
⭐️状態動詞(live knowなど)の継続は未来完了形
⭐️動作動詞(play study など)の継続は未来完了進行形
②経験 I will have visited Kyoto three times if I visit one more time.(もう1回京都に行けば、私は3回訪れたことになる。)
③完了 He will have studied English for 5 years by next summer.(来年の夏には彼は英語を5年間勉強したことになる⚠️でもその後続けるかはわからない。完了性を強調)
完了進行形
「〇〇し続けている」動作の継続。動作を表す動詞のみ
現在完了進行形(have+been+Ving)
今まで〇〇し続けている
I have been studying English since 5pm.(午後5時から「今まで」ずっと勉強しています)
過去完了進行形(had+been+Ving)
〇〇していたところだった
When I got to the library, she had been studying for two hours.(私が図書館に着いたとき、彼女は2時間勉強し続けていたところだった)
未来完了進行形(will+have+been+Ving)
He will have been studying English for 5 years by next summer.(来年の夏には彼は英語を5年間勉強し続けていることになる⚠️多分その後も続ける。かけた時間と継続性を強調)
まとめ
今起こっていることは「現在形」ではなく「現在進行形」。
完了形は「継続」「経験」「完了・結果」を表している。
その中でも、動作の継続は「完了進行形」で表す。
など、日本人にはなかなか馴染みのない感覚だったと思う。
今回は12時制、例文見ながらの説明。
たくさん問題を解いて感覚をつかもう。
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