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仮定法(仮定法現在・過去・過去完了)
今回は「仮定法」についてです。時制が一致せず、「なんで?」と思うこともしばしばあるかもしれません。仮定法は少し難しく感じるかもしれませんが、ポイントを押さえれば理解できますので、一緒に頑張りましょう。
仮定法とは?
仮定法は、現実ではない「もしも」の話をするときに使います。
例えば、「もし私が鳥なら、空を飛べるのに」というような現実には起こらないことを話すときに使います。
「現実ではないこと」を現在の点から、過去の時点からなど色々な時間軸で表現する方法です。
仮定法でifを省略することができるけど、その時は倒置形(疑問文の並び順)になります。
仮定法には主に3つの種類があります:仮定法現在、仮定法過去、仮定法過去完了です。仮定法を使った慣用表現もあります。
今回は仮定法(現在・過去・過去完了)を順番に説明していきます。
1. 仮定法現在
仮定法現在は、
現在(今)なってないことについてそうなってほしいと思っていること。話し手が今現在「こうあるべき」と思っていること。
を表します。
⭐️基本形
主語+V(要求提案など)+that+主語+(should)動詞の原形
例文:I suggested that he (should) study English.
⚠️shouldは省略されることあり ⚠️that節内は動詞の原型
(私は彼に英語を勉強するように提案した。)
It is 形容詞+that+主語+(should)動詞の原形
例文:It is essential that the documents (should) be kept in the safe.
(その書類を金庫に保管することは不可欠だ)
2. 仮定法過去
仮定法過去は、
①現在の事実に反する仮定
②これから実現する可能性がかなり低い仮定を表します。
⭐️基本形
If 主語+did・・・, 主語 would(could/might/should)V原形〜.
*If節の動詞が過去形、主節の動詞が<助動詞の過去形➕動詞の原形>
👀主節でshouldを使うのは主語が一人称(I /we)の時のみ。意味はwouldと同じ
仮定法過去でif省略して倒置形にできるのは、if節の動詞が「were」の時のみ
①現在の事実に反する仮定「現在の仮の話」
例文:This computer would be perfect if it were a little lighter.
(もう少し軽ければ、このコンピューターは完璧だろう)
⤵︎倒置形へ(if省略)
Were it a little lighter ,this computer would be perfect.
②これから実現する可能性がかなり低い仮定
例文:He would join the team if he had time , but he is really busy now.
(彼は時間があればそのチームに加わるだろうが、彼は今本当に忙しい)
⤵︎倒置形へ(if省略)
❌仮定法過去で一般動詞の時は倒置形にできない このhadはhave持つの過去形
3. 仮定法過去完了
仮定法過去完了は、
過去の事実に反する仮定「過去における仮の話」
を表します。
⭐️基本形
If 主語+had done・・・, 主語 would(could/might/should)have done〜.
*If節の動詞が過去完了形、主節の動詞が<助動詞の過去形➕have done>
👀主節でshouldを使うのは主語が一人称(I /we)の時のみ。意味はwouldと同じ
仮定法過去完了はif省略して倒置形にできる。Hadを文頭へ
例文:If I had practiced harder , I could have played piano better.
(もっと一生懸命練習していたら、私はもっと上手にピアノを弾くことができただろう)
⤵︎倒置形へ(if省略)
Had I practiced harder , I could have played piano better.
*仮定法過去➕仮定法過去完了
過去の事実に反する仮定に対して、現在の事実に反する推量を表す
「もし(過去に)Sが・・したならば、(現在)S’は〜するだろう」
⭐️基本形
If 主語+had done・・・, 主語 would(couldなど) do〜.
*If節の動詞が過去完了形、主節の動詞が<助動詞の過去形➕動詞の原形>
例文:If I hadn't met him that day , my life would be totally different now.
(あの日彼に会っていなかったら、私の人生は今頃全く違うものになっているだろう)
まとめ
仮定法現在:現在(今)なってないことについてそうなってほしいと思っていること。話し手が今現在「こうあるべき」と思っていること。
仮定法過去:過去の事実に反する仮定「過去における仮の話」
仮定法過去完了:過去の事実に反する仮定「過去における仮の話」
以上、仮定法の基本を理解できたでしょうか?
次回は「仮定法を用いた慣用表現」について解説していきます。
お楽しみに🎶