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62 実家じまいうちの場合

2023年11月に高齢者向け住宅の見学をし、12月に入居という異例のスピードで実家じまいが始まった。
その後2024年2月、4月、5月で実家の中外を空にした。
そして実家の売却にあたり、登記してあるものと現状が違う為足りない部分を登記し不動産業者が売却の準備を進めてくれた。
完全に片付いていなくても買い手の募集はできるとのことだったが、1月に父がコロナになりそのせいで認知機能が一時的に低下した為、不動産業者にとにかく急ぎで進めて欲しいとお願いした。
その甲斐あって5月に買い手が見つかり、6月上旬に次のオーナーへと引き渡す事となった。
6月上旬に陶芸窯の撤去が終わり次第、契約、父の口座に入金、という流れでスムーズに事が運んだ。
施設見学をしてから東京と北海道を4往復で全てが片付いた。
これは夫や叔父叔母の助けなしでは成しえないことであった。
そして色々な事象がベストタイミングで進んだことは、神様なのかご先祖様なのか人間事ではない何かの後押しがあったからとしか思えなかった。
母はクリスチャンだが、父は無宗教である。
毎食の前に二人は感謝の祈りを捧げてから食事をとっていた。
そう言った徳の貯金もあったのかもしれない。
後はその時が来たら平和に旅立ってほしいと思う、そしてそれまでの残された時間を少しでも幸福に安心して過ごしてくれる事を切に願っている。

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