Wakana

HSPでパニック障がい持ちの元女子大生。小説を書いたり、HSPのことを書いたり、自分が書きたいと思ったことを書きます。読んでくださると嬉しいです。Twitter→https://twitter.com/f2ec817d38594c5?s=09

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  • 私とパニック障害

  • 真夏の君と白いカーテン

    真夏の君と白いカーテンのお話をまとめました! ご興味ある方はぜひ見て頂けると嬉しいです!

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真夏の君と白いカーテン Episode1

 暑さのせいで身体が重く感じる。さらに汗ばむ肌に制服のシャツが引っついて余計に気持ち悪い。そんな状況では勉強する気にもなれず、先生の話を聞きながらノートをとる振りをして、密かに早く昼食を食べたいとか帰ってクーラーの効いた部屋で寝たいとか、そんな安易な欲望をノートに書き出していく。たまにヘンテコなイラストを描いてみたりもして。そして、教室へと入り込む風は生ぬるいがそんな風でも涼しそうに風になびく白いカーテンを眺めては涼を嗜むという繰り返しだ。 「じゃあ、この問題は白井にやって

    • With パニック日記(2)

      お久しぶりです。 卒業しました女子大生4年のWakanaです。  去年の春にパニック障害になり、今も治療中です。(パニック障害になった経緯を知りたい方は記事を載せますので、ぜひ見て頂けると嬉しいです!)↓  さて、本題に入りましょう!  つい最近、パニック障害と向き合いながら少しずつながらですが前に進み始めています。  最近の症状としては、低気圧による息苦しさ、身体のだるさ、頭がすっきりしない、急にくる不安感が主にあります。ただ、その時その時に合わせてなんとか対処で

      • 真夏の君と白いカーテン Episode8

         彼女が目の前に再び現われ、君のせいで成績が落ちたじゃないかといちゃもんをつけようとしても彼女の儚さに惹かれつい見とれてしまっている自分がいる只今。  自分がどんな表情をしているのか分からないが、たぶん鼻の下が密かに伸びていたのだろう。彼女は俺を見るなりくすりと笑う。  そんな彼女を見て我に返る自分。再び、テストのことで頭が沸騰し始めてきた。 「おい、何笑ってんだ」 「いや、何か私に物言いたげな顔しているなって思って」  そりゃあ言いたいことは山ほどある。なんで俺の

        • With パニック日記(1)

          お久しぶりです。 現役女子大生4年のWakanaです。 今年の春にパニック障害になり、今も治療中です。(パニック障害になった経緯を知りたい方は記事を載せますので、ぜひ見て頂けると嬉しいです!)↓ さて、本題に入りましょう。現在は実家での療養をしているのですが、実は10月29日から11月2日の間パニック障害になった場所、一人暮らしをしていたマンションに行ってきました。 冬用の洋服を取りに行くことと、大学の卒業アルバム用の個別写真を撮りに行くという重要な目的がありました。

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        真夏の君と白いカーテン Episode1

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        • 私とパニック障害
          3本
        • 真夏の君と白いカーテン
          8本

        記事

          今日もブラックコーヒーを(#2000字のドラマ)

           千登勢 壮太(ちとせ そうた)、大学2年生。授業が早く終わったせいか彼女に会いたいせいか浮き足立ちながら、淹れたてのアイスブラックコーヒーを2つ持ってカフェテリアに向かう。 「壮太、こっちこっち」 「おう」  息を切らしながらカフェテリアのドアを肩で開けると、遠くから胸がときめく声がした。その声の主は千歳 春(ちとせ はる)。入学当初から漢字は違うが名字が同じだったことで互いに意気投合。徐々に俺は彼女に惹かれ今では好きの感情で溢れているが、彼女は俺を男友達扱い。いっそ

          今日もブラックコーヒーを(#2000字のドラマ)

          私にまとわりつくもの~パニック障害~

          全ての始まりは4月8日になったばかり(深夜の12時半)。 私は浴槽に浸かりながら好きな音楽をスマホで再生していた。気分が良くなって歌ってみたり、笑ってみたり。 そんないつもと変わらない入浴タイムを終え、いざ身体を洗い流すかと浴槽から立ち上がった途端、急な息苦しさと動悸に襲われたのだ。 私は少し落ち着こうと風呂場の扉を開け、涼しい風にあたった。 しかし、息苦しさと動悸は増すばかり。一向に落ち着かずに私の脳内はパニック状態に。 ―やばい。このままじゃ死ぬ。 急いで自分

          私にまとわりつくもの~パニック障害~

          真夏の君と白いカーテン Episode7

           奇妙な経験をしてから数日後、あれから彼女が再び現われることはなかった。夏休み前の前期最後のテストの日程が発表され、遅くまで学校に残って勉強する生徒も増えてきた。俺と悠人の勉強場所である図書館にも生徒が溢れかえっていた。  人気を避けるように旧校舎の多目的室に着くとテストに向けて意識が高まっているせいか、若干生徒はいるがそれも最初のうち。三日坊主という言葉があるように、三日も経てば多目的室には誰一人来なくなった。  夏は夕方になるにつれて涼しくなるはずだが、今日は猛暑のせ

          真夏の君と白いカーテン Episode7

          真夏の君と白いカーテン Episode 6

           校舎に残っている生徒は俺と悠人だけだと思い込んでいたためか、彼女のか細い声が聞こえたときは腰を抜かしてしまいそうだった。この教室にいるということはクラスメイトだろうと予想できるが、今にも消えてしまいそうな声は一度も聞いたことがない。近づきたくても近づけない、冷たく厚い空気で圧迫されているようで後ろを振り向く事で精一杯だ。 「ねえ、帰るの?」 「えっ、あ、はい」 「そっか」  何がしたいのか分からないが、彼女はあからさまに残念がる声色に変えた。未だにカーテンに隠されて

          真夏の君と白いカーテン Episode 6

          真夏の君と白いカーテン Episode 5

           担任の新井についていく途中、夕焼けのグラデーションは壊れ、徐々に暗闇に染まっていく。校舎にはほとんど生徒はいなくて自分たちの足音が妙に響いて少し不気味だ。通されたのは自分の教室で、面談のように二台の机が向かい合わせに配置されている。促されるままに席に着き、先生側の机に山積みにされた冊子を凝視する。何を言われるのだろうか。 「時間を奪ってしまってすまないな」 「いえ」 「今日は白井の将来のための話をしたくてな」  落ち着いた口調で話し始めると、山積みになった冊子から三

          真夏の君と白いカーテン Episode 5

          真夏の君と白いカーテン Episode 4

           見下されるのが怖くて毎日優等生のように必死に勉強し、同級生や先生から期待を得ている俺でも、理想の青春像を妄想していくうちに、たまに羽目を外したくなることがある。特に思春期真っ只中なら尚更ではないだろうか。さらに言い訳ではあるが、ほとんど俺には自由にして良い時間なんて無いと言ってもいいくらい多くのことに縛られている。  それは親に見捨てられた俺にはもったいないと思うほど運良く温かく迎え入れてもらえた施設のことだ。施設には俺と同じような境遇に置かれた子どもが多く、家族同然と言

          真夏の君と白いカーテン Episode 4

          真夏の君と白いカーテン Episode 3

          「悠人、今回のテストは何位だった?」 「8位。お前は?」 「5位」 「そっか。今回も俺たちよくやったな」 「そうだな」  施設出身を馬鹿にされたあの事件をきっかけに、今でも悠人と一緒に勉学に励んでいる。毎日放課後になると図書室に籠もり、長机に教材を並べながら互いに教え合って下校時間まで勉強している。俗に言うガリ勉になったのだ。おかげで俺たちは学年上位の学力を手に入れることができた。そして誰にも施設出身であることを馬鹿にされなくなった。  あの時の嫌みったらしく軽蔑

          真夏の君と白いカーテン Episode 3

          真夏の君と白いカーテン Episode 2

           白井翔太という名を授かって5年、俺は両親に捨てられた。父は仕事の取引先の女性と不倫し、家を出てしまった。母は一家の稼ぎ頭を失った分も必死に働いたが、精神的にも身体的にもガタがきてしまい、申し訳なさそうに涙を流しながらもう俺を養うことができないと少し離れた児童養護施設へと預けた。  施設では俺と似たような環境に置かれていた子ども達が一緒に生活をしていた。それぞれ何かトラウマじみたものを抱えてはいたのだが、生活を共にするうちに友人のようでもあり家族のようでもある、親しい関係に

          真夏の君と白いカーテン Episode 2

          現役女子大生の日課

           私の1日の始まりは、浮腫とりから始まる。  元々、代謝の悪い体質な上に睡眠中の脱水症状にやたら恐怖心を抱いており、就寝前に水をがぶ飲みしているため、朝目が覚めると顔がまんまる。さらに、最近ではダイエットも始めたこともあり、浮腫を取るだけでも痩せて見えるのなら最高じゃないかと思い、毎日ある方法で浮腫とりをしている。  その浮腫とりとは実に簡単!!用意するものはこれだけ↓ ・500㎖の水 ・緑茶のティーバッグ ・レモン汁(ティースプーン2杯) ・ガムシロップ(ティー

          現役女子大生の日課

          田舎女子のどうでもいい嘆き

           子供の頃からミュージカルやバレエ、歌手などに興味を持っていた。  しかし、私の住んでいる県自体が田舎で、コンサートホールも少なければ有名な歌手がコンサートをしたり、ミュージカルが行われたりする機会も少なかった。  年々エンターテインメントに対する気持ちも強くなり、 “東京に行けばたくさんライブに行ける!ミュージカルも見れる!最高じゃないか!” という軽い理由で東京近郊の大学に進学。  実際に関東圏内で一人暮らしをしてみると、駅で路上ライブをしていたり、派遣のバイトで

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          我が家の愛犬

          我が家の愛犬

          何事も好奇心から

           本日から始めさせて頂きます🙌 Wakanaと申します!!どうぞよろしくお願いします!  話は飛びますが、昨日、幼馴染とディナーをしていたら今私が苦しんでいるインターンの話になり、そこから自分達がどんな仕事をしたいかと話していたらフリーランスの話に……。  私自身、Twitterで妄想という名のお話を書いたり、Instagramでポエム書いたりしていますが(最近始めました!)、このnoteを始めた理由としては幼馴染のおすすめです!!なにせ私はHSS型HSPなので(後ほどの

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